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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

意外に見かけるテングチョウ,大発生しているテングチョウ

2014-11-18 | 昆虫

今年はテングチョウが思いのほか多く発生しているのでしょうか,いろんなところで見かけます。職場のプランターに植えているソバが開花すると,たくさん。ウォーキング道(国道の側道)沿いに生えたセイタカアワダチソウの花にもどっさり! 一本の穂に,三匹いることもあります。自動車が通過するたびに穂が揺れ,チョウたちがパアッと舞い上がります。見事な景観です。そんなわけですから,先日は家のアゲハの庭園でも見かけました。


それに,この間ヨッさんと話をしていると,次のようなことをおっしゃいました。「あんなあ,小さいきれいなチョウ,黒っぽうて赤っぽいチョウをよう見かけるんや。家の庭に飛んできて,2匹がちょこちょこもつれ合うように飛ぶんやな。機敏な動きやった。これまで見たことがなかった。あれ,なんというチョウかなあ」と。

これはまさにテングチョウの特性です。それで,そのことを伝えておきました。

さて,テングチョウの生態とそれについてのわたしなりの関心事を書きとどめておきます。

植樹はエノキ。集落内では,わたしが知る範囲では大発生している場所とはずいぶん離れたところに一本生えているだけ。年1,2回の発生。ふつうは成虫越冬して春産卵。4月下旬~5月上旬に孵化,その後羽化。夏眠して,秋に再び活動。そのまま越冬。つまり,1個体の生活環は比較的長いということです。

わたしの知らない箇所にもエノキが生えているのかもしれません。あるいは,テングチョウの移動能力がかなり大きいのかもです。来春,エノキに注目しておいて,新芽に卵はないか,葉に幼虫がいないか,関心を向けていこうと思っています。できれば,それらを画像に記録していきたいのです。