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楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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十度の宮

2012年02月20日 11時05分31秒 | つれづれなるままに考えること

(舟渡氷川神社)

荒川から500mほどの所に、氷川神社がある。
浮間公園から西へ300mと言った方が判り易い。

現在地は板橋区舟渡の地にあるが、
この地に、往古より「十度の宮」と呼ぶ石祠が祀られていた。
なぜ「十度の宮」というのか、

(舟渡氷川神社の神殿)
板橋区教育委員会の説明によると、
(十度の宮の名称は、洪水のために何度も流されながら、
十度この地(舟渡2-18番)に戻ってきたと言う伝承による。
この石祠の正面には「奉修造立氷川大明神御神宝前」また左面には、
「万治二年(1659)六月十五日」と刻まれている。
ところが昭和八年頃中山道改修工事の際、
この石祠は、蓮根の氷川神社内に移された。
ーー後略)

(十度の宮)
説明板を要約すると、
中山道改修工事で「蓮根」(地名)へ移されたものが、
またここへ戻ってきた、という。
つまりどこかへ移しても、「十度の宮」の謂れの通り、
また舞い戻ってくる、と言いたかったのである。

なかなか面白い言い伝えではある。

神殿前の狛犬)
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2 コメント

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十度の (conparu2)
2012-02-20 20:10:27
『旧に復する』こと自体が本意であり、本地の誇りであったでしょう。しかも十度の・・・村人の信仰心も伺えます。
返信する
その後 (hide-san)
2012-02-21 10:28:47
conparu2さん

コメント有難うございます。
昭和41年に現在地に戻ってきた「十度の宮」は、
以後一度も洪水に遭っていない。
どうも十度で終りだったようで・・・
返信する

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