今年に入って、蝉が一番盛んに鳴く時期に入っている。
蝉は巣穴から出て来て、およそ一週間鳴いて泣いて暮らして、
メス蝉をおびき寄せるや、交尾して果てる。
メス蝉は何処かに卵を産んで終わる。
(地下から出て来た蝉の穴が六つ見える)
蝉の卵は孵化するや、ウジ虫になって地中にもぐり、
約六年地中で生活してサナギになり、
ある夏、地上に現れるや、木によじ登り、
ガッチリ木に掴まって羽化する。
羽化した蝉は真っ白で、やがて茶色に変身すると、
気によじ登り、鳴き始める。
(地下から出て来た蝉の穴が9個見える)
ジージージリジリジリジリ♪、ミーンミンミンミーン♪、
オーシツクツク ツクツクホーシ♪、カナカナカナカナ♪、
シャワシャワシャワシャワ♪
どの蝉の鳴き声か解りますか?
(地上に出て6日経った蝉)
子供の頃、夢中になって蝉を追いかけた頃を思い出します。
土の中で六年、地上に出て来て六日、
子孫を残すために産まれてくる蝉、
それにしても蝉の一生は味気ないものですね。
(4匹も さよならしている)
時間だけは、人間の方が長いですが、
人の一生も突き詰めて考えれば、似たようなものです。
人もやっぱり子孫を残すために生きているのですね。
蝉は地下にいる時も、地上に居る時も、
他の生き物を殺すことはありませんが、
人は、魚を、牛、豚、鳥、羊、馬や、
昆虫から爬虫類などの動物を殺して食べ、
蚊や蠅もも叩き殺します。
トマト、キャベツ、ホウレンソウ、小松菜、
などなどの植物の生命を脅かして食べるなどして、
悪業 絶え間がありません。
こんな類(たぐい)の悪行ならともかくも、
時には戦争と称して、大量の殺人を行います。
それでも生きながらえると、
後は極楽に行くか、地獄に墜ちるか、
それは誰にも解りませんが、
天国に行けますように、
お経をとなえたり、
賛美歌を歌ったり、
コーランをとなえたりします。
今日一日が
楽しい一日となりますように