東山いこいの森の仙人

福井県勝山市にあるキャンプ場「勝山市東山いこいの森」の日々の暮らしを発信します。

仙人取立山紀行。

2011年05月16日 18時27分14秒 | 日記
早朝、未だ薄暗い4時半、管理棟出発。4時40分、登山口駐車場着。持ち物カメラ、登山口で拾った枯れ枝の杖。長靴。1000メーター付近から残雪有り。風が強く吹いている。取立頂上着5時45分、昨年5月2日に登った時より 5分オーバータイム。体力の衰えで無く、残雪のせいと 自分に言い訳をする。
朝日が眩しく白山は 逆光で見えづらい。取立平の笹藪に残雪無し 快適に下る。笹藪が切れた所から
残雪有り、避難小屋近くの川は 未だ残雪で埋まっている。
避難小屋は 窓のサッシが一部壊れている。
水芭蕉は、手前の方は、雪が溶けた所に101センチぐらいのが 20本ほど 出ている。
いつも5月初めより 残雪が多い。そのため登山者は 本来なら水芭蕉が咲いている、湿地の上を 歩いている事になる。
いつも 登っている者なら 分かるが 初めての人には 自分が水芭蕉を踏んづけて 歩いている事には 気がつかない。
朝日が射して、水芭蕉の色が変わるまで 待ちたかった。6時半まで 粘ったが、杉が邪魔になって 水芭蕉の湿地帯まで 日が射さない。
管理棟に 帰る時間があるので 心残りであるが 水芭蕉をあとに こつぶり平に 向う、ここでも
太陽がもう少し登って 白山が はっきり見えるまで 待ちたかったが、6時40分、下山にかかる。
中村氏、扇浦氏が立てた、大滝コース通行禁止の看板は 見当たらなかった。
大滝コースをおりる。尾根の道は 石ころもブッシュも無く、階段もとても 歩き安かった。
途中こちらの笹藪は 20メートル程の間 道にかぶっていて 歩き難かった。    
問題の大滝へ降りる、川の岩の上を歩く所は 雪崩状態の雪に覆われているが、表面は 随分積っている様に見えるが、底が溶けて空洞の状態になっているので 単独行動は 危険です。
大滝から 二、三十メートル過ぎた大滝コース、最大の難所は 水の流れている所が 2メートル程の高さで クレパス状態になっている。2.3日前に歩いた 足跡は、道より谷側を歩いている。
しかし、ここの 雪の厚みは 10センチぐらいに 溶けてしまっている。
ここに 落ち込むと 雪の穴の中を 下の谷川まで80メートル程滑り落ちてしまう危険がある。
雪の壁をよじ登って、山肌ぎりぎりのところを 2メートル降りて 土道を 踏みしめゆっくり 渡れば
無事生還出来る。
ここを過ぎれば、後は ハイキングコースの様なもの、ゆっくり 山桜などを眺めて、歩く。
駐車場着7時40分。  
3時間の行程。
大滝コースは 自己責任として、水芭蕉の湿地帯は、ロープを張って 保護しないと、水芭蕉が ダメになってしまう危険があると 思います。