





今年初めての100人を超える利用者の皆さんが 帰った キャンプ場は カナカナ カナとヒグラシのシャワーが降り注ぎ、薄日で日向ぼっこをしながら 椅子に腰かけて本でも読んでいたい気分です。


台風が近づいているという事で 今日は キャンセルをされた方も何組か 有りましたが、このひとときを あじわえるなら 明日 雨風に会って当初の目的は 達成されなくても 心の満足は 充分に して頂けたのではと 思います。

余りにも、情報過多の世の中、先々の事を 情報に振り回されて、結論を早くに出して終うのはいかがなものかと思われます。
とにかく 行動してみること。が 大事だと 思います。
99人の福井大学よっしゃこいの皆さんは、バーベキュー施設でバーベキューや食事をされました。雨が降らなかったのもさいわいしましたが、大人が100人は 物理的には 無理ですが それでも 文句も言わずに工夫して 使用してくれました。
先発隊が10名近く 早くから来て、野菜刻みから ドライカレー作り、サラダ作りなど こまめにやっていました。
誰一人 文句を言わないで やっていたので すごいと 思いました。
夕方6時半にバス2台で 本体が到着して バーベキューやゲームが始まりましたが、時間も守って楽しそうにやっていました。
2年前に キャンセルを受けているので あまり良いイメージは 持っていなかったのですが、これだけ キチンとした団体なら 毎年来てほしいと思いました。
帰りも 全員で 挨拶をされ 記念写真も撮らせてもらう事が出来ました。

本体がバスで帰った後、昨日の先発隊のメンバーが残って 部屋の掃除点検から、バーベキュー施設での 生ゴミ、ペットボトルの持ち帰りの 袋詰め、掃除と 2時間余りかかって 完璧にやってくれました。
汗をかいただろうから 五右衛門風呂で汗を流して 帰ってネと 言ったのですが、五右衛門風呂の中には 入らず 外のタライで 行水をしていました。

せっかくだから うめて充分楽しんで もらいたかったのですが もったいないからと そうして使っていました。

人間の性根は いろんな場面で 出てしまいますが 真面目な事は 大事な事ですが、この世の中を 生き抜いて行くには
もう少し、若者らしく破目を 外してもいいのではと 思いました。

もう一組の 学生さんたちは 途中で寄り道をしていて 遅くなったと 7時近くに来られ、それから水芭蕉の温泉に入りに行って、
バーベキューの準備の準備をしかけたのは、8時を回っていました。
もう始まっているだろうと 行ってみると、完全に いこっていない炭の上で 肉を焼こうとしていました。これでは 燻製にしかならない様な状態だったので、近くから 杉葉を拾って来て、種火を作り その上に炭を置いて、ウチワもパタパタと おとなしく 振っているのでは無く もっと元気よく振る様にやって見せて上げました。
あんまり、研究や勉強ばかりに夢中になっていると、アウトドアー的な考え方が出来なくなって しまうのかなーと 思いました。パタパタ力なくやっている人、本人は 一生懸命やっているつもりだと思いますが、
その状態をみて 手助けをしようともせず、何かしら 専門的な話に夢中になっているかたまりがあったりしています。
たぶんこの人たちは、食に対して あまり関心が無いのかも知れません。
出来あがるまで 自分は手を出さず待っている、そういうパターンの育ち方をして来たのでしょうか なんとも 不可思議な光景でした。
そこへ いくと よっしゃこいの 先発隊方式は大変素晴らしい 考え方だと 思いました。
たかが キャンプされど キャンプ。
キャンプからも 沢山の 人 生きる みちを 学んで 欲しい ものです。
仙人より。