帝人ヘルスケアさんが10時に来てくれて
データーの収集とマスクの交換、予備のホースをもらった。
11時には帰って行かれた。
ここ迄は平和な村の一日。
1時頃、廣田さんからカメラを持って降りて来てと携帯がかかった。
何か珍しいキノコでも持って来てくれたのかと駐車場へ降りて行くと。
三角小屋の中からクマの鳴き声がする。という
鳴き声は聞こえるが何処にいるのか姿は見えない。
おそるおそる枝打ち機のハシゴで小屋の扉を開けるまで
爆竹を3ケ鳴らす。
左の扉に紐を括り付けて軽トラの中から引っ張って開ける。
扉を開ける迄が緊張の連続、カメラは常に構えていた。
この段差から中に入ったらしい。
初めはおそるおそるであったが段々勇気が出て来たのか
中の道具類を外に運び出す。
心配していた米ぬかのポリバケツは荒らされていなかった。
私は軽トラに待機していてクマが出て来たら撮ろうと構えていた。
市役所に通報してから1時間程して市の車、そしてパトカーが
何台もやって来た。
危ないから家に帰って下さい。と言われシブシブ帰る事にした。
鳴き声は縁の下から聞こえていた。
私はクマの鳴き声は効いた事が廣田さんの云うには
クマの鳴き声だという。
縁の下に落ちて動けなくなり鳴き続けていて、
警察が来てからは泣きつかれて眠ったのか聞こえなくなった。
とにかく小屋から出ない様にしておいて早く捕まえて欲しい。
年寄りばかりの村の大事件。
4時過ぎには猟友会の人も来ていた。
4時半雨も降り出した。