昨年の母の日は、母のお葬式でした。
今年の母の日は、母の一周忌でした。
「母の一周忌」を英語にすると
「the first anniversary of my mom's death」(ザファーストアニバーサリー オブマイマムズデス)・・・母の一周忌
日本人にとって「アニバーサリー」の響きは、楽しそうに聞こえて違和感があるでしょうけれど
「記念日」の意味なので、慶事・弔事両用です。
さて
着物姿の母はあまり記憶にないのですが、たくさんの着物を残して逝きました。
おそらく
ミドルエイジの頃に呉服店で働いたので、割引価格で購入しやすかったこともあるでしょう。
「素敵だわ~。老後は着物を着て過ごしましょう」
と憧れで買い集めたのかもしれません。
袖を通していない着物でも、将来に渡って着る予定がないので解きました。
手押し洗いをした着物生地を使って、様々な品を作っています。
以前は
書店で無料サービスだったブックカバーは、現在では有料です。
一周忌にお集まり頂く親類縁者に、母の着物生地でブックカバーを作ってプレゼントしてはどうでしょう。
法事の席にふさわしいアイディアではありませんか。
新書サイズ・文庫サイズ・ポケットテイッシュカバーのセットです。
こんな柄、あんな柄
意外だったのは、
包装用ビニールに押したスタンプに、皆の関心がより向いたことでした。
「handmade by Fu-chan」
私のオリジナルスタンプです。
「これ、オリジナルのスタンプ?」
「どーやって作ったの?」
「ショップみたい」
「そっちか~い」と思いつつも、ネット注文で作ったと答えました。
インクも特殊で、ビニールに押せます。
ひさしぶりに集まって、近況報告をしながらの食事はとても楽しかったです。
母もその場にいたら、どれほど喜んだことでしょう。
そうだった。
母がこの場を設けてくれたんでした。