そうなんだ。

外国語で知ったこと。

ポタリング   和製英語

2017-09-28 19:57:21 | 旅行
二泊三日で京都に行ってきました。

第一の観光目的は新選組ですので
自称歴女の私は、旅のお供にプチ歴女の娘を選びました。

結成された頃の新選組が過ごしていた壬生地区を回ります。
まずは、『壬生寺』や屯所として寝泊まりしていた『八木邸』と『前川邸』です。

八木邸の見学では、“芹沢鴨や平山五郎が寝込みを襲われて惨殺された”
まさにその部屋に座って、案内人の説明を聞きました。
そして同じ間の仏壇に飾られた沢山の花は、9月16日に芹沢鴨の法要が行われた時のものでした。
芹沢鴨の子孫の名で供えられた花もあります。

逃げる芹沢鴨が躓いてそれごとひっくり返った机や、鴨居に残る刀傷。
歴史のある京都にすれば、たった150年前のことのようです。

それは、
八木邸だけに限らず、その後見学に向かった揚屋『角谷(すみや)』もそうでした。
揚屋(あげや)というのは、今でいう宴会場です。
新選組はもちろん、当時の人々が集まって飲んで食事して宴会した場所です。

『角谷』には、西郷隆盛が行水に使った“木のたらい”までありました。

この角谷での説明で印象に残ったのは

「江戸の吉原と京都の島原は、まったく違う」

吉原は『遊郭』で、歌も舞も宴会もない歓楽のみの町であるのに対し
島原は歌舞音曲を伴う遊宴の町であった。と強調していました。

宿泊は出来ず、どんなに酔っていても籠を呼んで客は帰したそうです。

浅田次郎が書いた新選組三部作のうち、『輪違屋 糸里』のタイトルにもなった
由緒ある置屋の『輪違屋(わちがいや)』の前で写真を撮りました。
現在もお茶屋業として営業しているそうです。

今回も歴史を巡る私たちの足となってくれたのが、
レンタサイクルです。
大通り裏通り、走り抜けました。

今回、レンタサイクル店のパンフレットでポタリングという言葉を知りました。
実はこのポタリングは和製英語だそうです。

「ポタリング」・・・目的地を決めずに気ままに自転車を乗り回すこと

英語の

「potter(putter) around」(ポター アラウンド)・・・ぶらつく・ゆっくり行く

から、作られたようです。

今回は目的地が決まっていましたが、それでも自転車で回っている時に
道々で様々な“跡”を見つけました。

京都市内のポタリングは、沢山の発見があってきっと面白いことでしょう。

上記『壬生寺』クリックで御朱印がご覧いただけます。 下記の写真は輪違屋。

    





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~ぶりに  英語

2017-09-20 14:31:52 | 英会話教室
“~ぶりに”と表現する日本語は簡単で便利です。
“ぶり”の二文字で済みます。

だから英語でも短い単語ですむのかと思っていたら、そうではありません。
慣れない私たちには、とても面倒くさく感じます。

“二か月ぶりに” や “五年ぶりに” を英語で表現すると

「for the first time in 2 months」・・・二カ月ぶりに

「for the first time in 5 years」・・・五年ぶりに

直訳すると「二カ月間で初めて」、「五年間で初めて」になります。
紛らわしいでしょう。

「for the first time」に気を取られて次に出てくる期間を聞き逃すと
今までで初めてなんだと、間違えてしまいます。

さて
私は先週、ひさしぶりにオイルマッサージを受けました。
部屋に流れるオルゴール曲と、アロマオイルのほのかな香り。
エステティシャンの柔らかいタッチはとても気持ちよく、
私は肌に感じるその感触を存分に味わいたいのです(料金分)。

しかし
毎度、いつの間にか眠りに落ちてしまうのです。 
もったいないことです・・・。

今日こそは、眠らないで気持ちよさを味わうぞ! と心に誓って、出向いたのですが

エ 「以上になりまーす。 いかがですか?」

静かな呼びかけで、現実の世界に呼び戻される始末。

私 「ありがとう。気持ちよかったです」

く~、 残念。
10分も味わっていません。

こんな話を先日の英会話教室でスピーチしました。

“久しぶりに” は調べると
「after a long time」・・・久しぶりに
とあったので、“私は久しぶりにオイルマッサージを受けました” を

「I got an oil massage after a long time.」

と、言いました。
ここで、米国人教師から訂正が入りました。

米 「I got an oil massage for the first time in a while.」


どうやら、そこまで長くない期間の意味で使う“久しぶり”は

「for the first time in a while」・・・久しぶりに

と、言うそうです。

「in a while」・・・少しの間

直訳は“少しの間で初めて” = “久しぶりに”

とにかく
英語の長い言い回しに比べると
日本語の“ぶり”はつくづく簡単な言い回しだと思いました。



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翻訳  英語

2017-09-17 17:19:15 | 語学
ウェブ上では様々な翻訳サイトがあります。

翻訳を英語にすると

「translation」(トランスレイション)・・・翻訳

しかし、英文からの和訳を試した時に、なにか違和感のある日本文だと
日本語からの英文も信用できない気がしてしまいます。

それらのサイトの中で私がわりと参考にしている翻訳サイトは
「Google translate」(Google 翻訳)です。

英作をする時に、和文を打ち込んで翻訳された英文を参考にします。
堅苦しい単語をラフな単語への入れ替えなどして、使わせてもらいます。

最近
ガラ携帯からスマホに替えたので、無料の「Google 翻訳」を
さっそくインストールして、ビックリしているところです。

まず
文字入力は当然ながら、音声入力もできるということ。

テレビのコマーシャルで、このようなシーンを観たことがありますが
まさか自分も同じようにできるとは思いませんでした。
スマホに向かって

私 「この翻訳アプリは優れものですね」

ス 「This translation app is excellent.」(ズィス トランスレイション アップ イズ エクセレント)

英語の音声が流れて、英文が表示されるのです。

ドラえもんの「ほんやくコンニャク」も、真っつぁお~じゃありませんか。

しかも英語だけではありません。
フランス語だってOKです。

私 「この翻訳アプリは優れものですね」

ス 「Cette application de traduction est excellente.」(セタプリケシオン ドゥ トラドゥクシオン エテクセロン)

フランス語の音声が流れて、仏文が表示されるのです。

しかも、世界103言語に対応しています。

モンゴル語を試してみると・・・。
これは、音声対応はしておらず、文字だけの表記でした。
とりあえず文字が読めないので、あってるかどうかはわかりませんでした。

私が海外添乗をしていた時代に、このようなアプリがあったら
どんなに心強かったことでしょう。
あの頃は、スマホどころか携帯電話も一部の人しか持っていませんでした。

私はこの「Google 翻訳」アプリにかなり感動して
周りの人(家族を含む)に紹介しています。

しかし、今のところ
皆「すごいね!」と言うものの、だれもインストールしないんですよね~。
不思議なことに・・・。



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ハトメリング  漢字・英語

2017-09-12 11:39:30 | 語学

つい最近まで使用していたガラ携帯には、様々なストラップを付けていました。
ところが、スマホのストラップを付ける穴は非常に小さい。
うまく紐を通せないのです。

なんとしても取り付けたいのは、有事の際の小さなホイッスルです。
どこかに閉じ込められてしまった時に、生存を知らせることができる笛。
万が一、痴漢やスリに合った時に吹いても良いでしょう。

スマホ自体に取り付けることは諦めました。
それなら
スマホケースに穴を開けてはどうでしょうか。

なにか良い案がないかと、手芸用品店で相談すると
ハトメリングを薦められました。 
     

ハトメリングが30個と、穴あけ棒などの取り付け道具がセットになっています。
イメージが浮かび上がったので、購入しました。

写真をクリックして、拡大してご覧ください。
『ハトメリング』とカタカナで書いてあります。

実は、私は『ハトメリング』の名称をこの時に初めて知ったのです。

カタカナで書いてあるので、何語かとカタカナ新語辞典を調べました。
ところが載っていません。

念のために広辞苑を引いてみると・・・、ありました。
しかも、漢字で表記されているではありませんか。

「鳩目」(ハトメ)・・・靴・衣服・紙ばさみなどの、ひもを通す丸い穴。 また、それに打ち付ける金具。

外国語だと勘違いした『ハトメ』は日本語の『鳩目』でした。

鳩の目に似ているところから、そう呼ばれるそうです。

ちなみに英語では

「eyelet」(アイレット)・・・鳩目・ひも穴

英語の “小さな目” という発想からの単語でした。
日本語のように “鳩” に限定はしていません。

さてさて、
下方に穴を開けてハトメリングを取り付けました。
この穴なら、ストラップを簡単に通せます。

写真をクリック拡大して、できばえをご覧くださいませ。

  





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弦   英語

2017-09-07 20:50:20 | 英会話教室
私が通う英会話教室の授業では、生徒が一人ずつ先週の出来事をスピーチしていました。
時間制限がなかったので、かなりの時間を使うこともしばしばでした。

これでは限られた一時間のレッスン中
話すよりも聞いている時間が長くなるのでよろしくないと
米国人教師はやり方を変えました。

スピーチは一人5分間以内で、生徒同士ペアになって先週の出来事を伝えあいます。
途中、聞き役は質問をはさんで構いません(英語で)。
その後で、パートナーが話した先週の出来事を皆に伝えるという形式です(英語で)。

前回のレッスンは生徒が5人だったので、私は米国人教師と組んで先週の出来事を伝えあいました。

私は携帯電話をスマホに替えた話をしました。
この内容 は「タップ 英語」で書いているので、ここでは省略します。

以下、「 」内はそのままの言語で、『 』内は和訳です。

米国人教師は、

「I changed the strings of my electric guitar.」・・・エレキギターの弦を張り替えました。

へ~。 エレキギターが弾けて、弦も自分で張り替えられるのですね。
実は、私はフォークギターが弾けて、弦の張り替えも自分で出来ます。
とても親近感~。

「string」(ストリング)・・・(楽器の)弦

米 『夏はひと月に一度。 その他の季節はふた月に一度張り替えます』

え~。そんなに張り替えるんだ。
私はヤマハのフォークギターを張り替えてから何年経つのかさえ、覚えてません。

米 『なぜなら日本の夏はとても湿度が高いので、サビてしまうからです』

うわわ・・・。
暫く弾いてないけれど、私のギターの弦はサビちゃっているのでしょうねぇ。

それよりも
こんなに長い間、張り替えていなくて
かつてのように上手に張り替えられるのか自信がなくなってきました。

昔は “渋谷” や “お茶の水” の “イシバシ楽器” にちょくちょく行ったものですが
もう何年も覗いていません。

今でも店員さんは若くてカッコイイお兄さんなのでしょうか。

今度楽器店の前を通ったら、中に入って、イケテルお兄さんにアドバイスをしてもらいながら(?)
フォークギターの弦を買おうと思います。

ちょっと、ドキドキ・ワクワクします。


コメント (7)
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