ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

新潟県切花共進会

2007年10月20日 | 発信
県内各地から18品目、116点の切花を集めての切花コンテスト。
第29回新潟県切花共進会が開催されている。

我が堀之内からは33点のユリと2点の孔雀草が出展された。
ユリの出展が多かったので会場入り口早々から豪華な展示となっている。

               
新潟市とその周辺には菊やトルコギキョウの生産が多く、素人の目で見てもかなりハイレベルなものが出展されている。

中でも目を引いたのは大輪のダリヤ。
燃えるような赤はひときわ会場内で目立っており、ひょっとするとこれが大賞を取るかと思われた。

結果はやはりカサブランカ。我らが滝沢君が農林水産大臣賞を獲得した。

今回初めて企画から審査まで同行させてもらって思ったこと。
これは品ものを評価する「品評会」ではないということ。

審査基準は「品目品種の特性が最大に発揮されており、かつ商品性の高いもの」となっている。
同じ県内といってもそれぞれの地域の特性に有った物の生産が盛んになり、産地が形成されて今日に至っている訳だ。
都市近郊と輸送しかないところ、気温、土壌、雪の降るところ降らない所では着目する品目は違って来るわけで、違う品目を同じ基準で採点することは本来フェアではない。

大勢の審査員が厳正な採点をし、1次、2次、最終審査を経て最高位の賞が決まる。
次にそれぞれ品目ごとに最高得点のものに特別賞が割り振られる。
このやり方は、切花の生産振興と産地間の親睦を目的とする「新潟県切花振興協議会」としてはまったくフェアであり、まさに共に進む会「共進会」なのだ。
ぜひ県内すべての花生産者が集う場になってもらいたい。
そして、競い合う中での向上を目指してもらいたい。

今回は飾り付けに若手有志ががんばったくれた。

ユリは長くて重いので転ばないように飾るのは大変なのだ。
期間中当番の人は水を補給したり、花粉を取ったりしてがんばるのだ。

最終日の日曜午後には展示した花を即売する。
ぜひふるさと村へ。

それにしてもUX(NT21)の笠井さやかアナウンサーは超かわいい
すっかりファンになってしまった。
コメント (2)
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