ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

ピンクのスズラン

2007年05月17日 | Weblog
ピンクに見えるでしょうか?

栽培されている花のほとんどの品目に、ピンク色の品種がある。
バラ、カーネーション、トルコキキョウ、チューリップ、etc
紫が売り物のアジサイやリンドウにも。
我々の栽培するユリや芍薬はピンクが主力といっても過言ではない。
菊は?

桜に代表されるように、かわいい、きれいと思う一番の色は淡いピンクなのかも。

今年のミズリリーは米倉涼子に決まった。(赤い字をクリック)
父は伊藤美咲を希望していたのだが。(本音は星野あき

昨日からのニュースではミズリリーのことより米倉涼子の元彼のことばかりクローズアップされていた。
送る側のオランダ国際球根協会としては、思惑と違う報道内容ではなかっただろうか。

毎年、最もユリの似合う女性として、代表的なユリをテーマに、旬の女優を表彰してきた。
初回の2002年はカサブランカで黒木瞳。
2003年はソルボンヌで川原亜矢子。2004年はイエローウィンで常盤貴子。
2005年はシーラやマレロなどの淡いピンクの品種群をレディーピンクと総称して桃井かおり。
2006年はリアルトやノバセンブラなどをエレガントホワイトと総称して木村佳乃。
今年はビビアナ、ロビーナ、モンテズマなど濃い赤をノーブルレットと総称して米倉涼子。
赤ならやっぱり彼女か。濃いおんな  かな?

ちなみに表彰式でのアレンジはドナルド・ラドビッチ氏。

先の3年は品種で、それからは品種群で。
一年間ひとつの品種でプロモートするには一年中どこかの産地からの出荷が可能な品種、つまり九州から北海道までいろいろな気象条件下で栽培が可能な強い品種でなければ出来ない。
最近の品種は栽培環境にデリケートな品種が多く、それだけヒット品種も生まれにくいことになる。
カサブランカは平成元年から栽培している。こんな息の長い品種はもう生まれないかもしれない。

淡いピンクはやっぱり落ち着く。
庭の花梨が満開。秋には黄色い実がなる。


コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

母の日に

2007年05月13日 | 家族
あの日 母親と姉が命を落とした場所を初めて通ってみた。

あの場所を迂回して
新道が開通していた。
奇跡的に助かった子も、いつか母の日に花を手向ける事だろう。


母の日に、母の好きな刺身を釣りに出かけてみたが、あまりの強風に退散。
逆に山に入ってみたが、何も釣れなかった。

残雪の残る谷川の水はあまりに冷たく、露天風呂であったまってかえってきた。
母のために何もできない母の日だった。
無事に帰ってきたことが親孝行か?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高山   雪

2007年05月12日 | 観察
おどろいた。
昨日、強烈に寒い雨が降った。
駒ケ岳の左肩、小倉山の中腹から白い。1200mから上は雪が降ったようだ。

爺の話では、昔の田植え(6月)の頃も畦で焚き火をしながら震えたこともあったそうだ。

この辺もいっせいに田植えが始まった。
魚沼出身の彼女も田植えのようだ。

スズランが咲いた。
            
今はもう趣味程度にしか作っていない。50年も前に、爺たちが軽井沢まで掘りに行って仕入れた苗の子孫だ。
栽培しているスズランはドイツスズランで、日本のスズランではない。

昔、湯沢方面の山に登ったとき、標高1200m位の雑木林の中で自生している、日本スズランの群生を見つけたことがある。
野生のスズランは花数も少なくとても質素だ。
昨日の雪に遭っていなければいいが。

早生系の芍薬の芽立て(脇芽かき)が始まった。
脇芽を早めにつんで立派な1本仕立てにする。
菊、ダリヤ、カーネーションでも行われる作業だ。

担当はうちの婆さん。
腰は曲がっても80歳の現役専従者だ。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チケットが来た

2007年05月11日 | 家族
ヒカラビの父がクラシックファンであることを知っている人は少ないかもしれないが、車中で聞く8連装CDの中には自分で選曲した17曲のクラシックセレクションも入っている。

今年で5年目となる秋の「響の森コンサート」
小規模ながら質の高い音と演奏を提供してくれる。
田舎にあって世界のトップクオリティーにふれる少ないチャンスだ。
毎年、通しのファミリーチケットを購入。とてもお買い得だ。
過去13回のコンサートに欠席したのは1回だけ、我家の秋の行事となっている。

2003年、最初に登場したジョセフリンのヴァイオリンは圧巻だった。
神技の様なテクニックとアンコールでバルコニーに現れて弾いた「蘇洲夜曲」。
物悲しいメロディーは今も耳の奥にある。
ヘルシンキ大学男声合唱団。70名のいかつい男たちから発する天使の歌声。
奥方は今でも「もう一回」とおねだりをする。

2004年。中越地震で延期になっても、桐クインテットはやって来てくれた。

2005年。大好きなバッハを生のチェロで聴いた。
初めて聴くテノールとバリトン。隅々まで届く大男の声。オペラってどんなだろう。

2006年。一度は吹いてみたい楽器、オーボエ。
アフラートゥス木管五重奏団。木管の柔らかい音が心地よい。
復興ガラコンサートのマリンバ奏者、宮本妥子のサロンコンサートが6月6日に金ヶ沢のお寺である。
しかも曲が「動物の謝肉祭」「ジュピター」絶対聴きに行くぞ!

2007年。3回のコンサートが楽しみだ。

前から2/3の中央。2階席のかからないところ。いわゆるミキサーの位置。
4年間、ほぼベストな音の席を我家は陣取ってきた。

今年はS席になって値上げになった。4人分だと辛い。
奥方に相談、「かぶりつきで見ようぜ!」
「音わりいぞ~」 でも前から興味のあったところ。
実は、開演と共に、高い子守唄を聴いて寝てしまうヒカラビ君対策でもある。

今年は2列目を陣取ってます。
似たような顔の4人家族を見かけたら声を掛けてください。
ヒカラビ一家です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

25連棟

2007年05月09日 | 発信
いい天気のうちにと、一気にパイプ立てをした。
我家のメインの畑で、農道沿いに120m。
南西向きに適度な傾斜があり、用水の池がすぐ脇にある。
下側から常に風邪が抜け、周りに木が無いので夜明けから日没まで一度も陰にならない。
去年思い切って1年作付けを休み、プラウで天地返し。
牛糞堆肥をたっぷり入れて土壌消毒しておいた。
ここには8月から10月中旬までに収穫するカサブランカが42,000本継続で植えられる。

25連棟。1日で900本のパイプを立てた。
夕方にはみんながへとへとで声も出なかった。
でも良くがんばった。
明日からは筋肉痛だろう。
雨が降ったら休みたい。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

LAハイブリット

2007年05月08日 | ぼやき
今日植えたユリはカプレット。LAハイブリットだ。
初めてLAを見たのは1992年。2度目にオランダに行った時。
ワールドフラワー社の育種温室だったと思う。
ロイヤルサンセット。ロイヤルデライト。ロイヤルジャスティス。
花の大きさ。草丈。中間的なパステルカラー。
大いにひかれた。
当時LAの欠点は花持ちの悪さ。あまり普及しなかった。

その後アラジンズデジールを中心とした透かしユリに近い品種が紹介されて一気に普及した。
クーリア、トゥランドット、メノルカ、サムール。
大輪でカラフルな品種が多く透かしユリよりはるかに価値ある花に思えた。

オランダの育種家も球根生産者も透かしユリに対する情熱が冷めるとともに球根品質が落ちてゆき、花を切る側も次第に透かしユリよりLAへと代わって行った。

花屋も不足する透かしユリの代わりにLAを使うようになり、価格も透かしユリ並みに下がっていった。



今日はとても暑い日で、球根植えには少し辛いくらいだった。
今日植えたカプレットの球根はサイズも小さく、今植えるとちょうど東京のお盆頃かな?

すっかり透かしユリの代わりにLAを植えている自分に気付いた。

写真はカプレットではない。魅力的なLA。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晴耕雨遊

2007年05月06日 | 家族
長かったゴールデンウイークも天候が定まらず、あれやこれやで終った。
畑仕事も結構はかどったし、奥方もたまっていた掃除洗濯、新しい大型店への買い物と忙しくすごした。
子供たちも泊まりに来たり、泊まりに行ったり。
大物は釣れなかったが海にも行った。

連休中のビッグニュースは、東京に嫁いだ姪っ子に子供ができたこと。
爺、婆にとってはひ孫第一号だ。

  
連休最終日は小雨。急きょゴルフに行くことになった。
周りは代かきの真っ盛りなので、奥方と従業員のニャオと3人。いつものにぎやかな組み合わせ。
暮れの打ち収め以来4ヵ月半ぶりなので最初はとんでもない方へ球が飛んで行ったが、徐々に調子が出て、後半はスコアが10縮まった。
最終ホールはバーディーで締めくくって上々の初ラウンドとなった。

終ってから急に雨足が強くなった。自称晴れ男は今日も雨具の要らないゴルフだった。

明日からは晴れが続きそうなので、できるだけの植え床作りをしなくては。
去年のような大雨続きの天気だと、どうやら春の準備作業で一年の出来が決まってしまうようだ。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乾く乾く

2007年05月03日 | 発信
久しぶりの快晴で、畑が乾く。
夜明けとともに先日堆肥を撒いておいた畑に、石灰などの基本的な元肥を撒いて耕起。
他の畑では堆肥撒き。2人がかりで60aの土作りが完了。
ここには15棟のハウスが建ち9~10月に切るクリスタルブランカとソルボンヌが植えられる。


4月28日のすずきのユリブログにもあるように家でもしゃくやくの株更新がおろそかなことを反省し、去年ラテンドールを1500株植えた。
このラテンはこの辺のラテンとちょっと系統が違い、根が硬く茎もしっかりしていてトウ立ちも良い。蒲原方面のラテンを増やしてきたもの。
5~6芽の株を植えたので欠株も無くきれいにそろって発芽してきた。
これが切花になるのは再来年からだが。
天気がいいとなんでも順調に思える。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伸びる伸びる

2007年05月02日 | 発信
夜嵐。午前中晴れ。午後また雨。
今日も寒い。
スギナ退治の除草剤をまく。

芍薬が結構伸びてきた。
しゃくやくは見事に産地リレーができている。
広島、和歌山はそろそろ出荷が始まるだろう。
東海、関西、関東。
長野、中野、飯山。
最後に、魚沼ほりのうちと続く。
ほりのうちの頃になると初夏。気温が高く、花持ちが悪いと不評。
しかしいつも晩成の品種のほうが高い。
飯山が終わった後が狙い目のようだ。
最後にはまたいいところもある。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする