ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

今度花の咲く日

2007年10月16日 | 発信
出荷用の芍薬の株は出荷し終えたので、今度は切花用に増やしておいた株を掘り起こした。
ここ数年単価の取れるのは白系の芍薬なのだ。
妙高の中に混じっていた1株の芍薬。
10年近くかかって500株程度に増えた。
花は「ラテンドール」と大差ないが、若干早生でトウ立ちもよく背も高い。
花の開きもゆっくりめで持ちも良かった。

秋になっても葉上がりしないところを見ると病気にも強そうだ。
ガケ際の雪ぎえの早い、除雪できるところに植えようと思う。
欠点は名前を知らないところだ。

この芍薬が切花になる3年後までには名前を調べたい。

同時に10年も花を切った「酔月」の株を掘った。
古株の割りにしっかりと根があってびっくりした。
           
最近はとんがりつぼみばかりでろくに切れていなかったのだ。
株はまた養成して2年後には出荷する。太い根は漢方薬の材料として出荷する。

となりの畑では「ユリが咲いたらまた合おう」の収穫の日だった。
子供たちが育てたユリを束にして柏崎の被災者にプレゼントするそうだ。

大人の目で見るとすごく濃い活動に見えるが、子供たちはゆりが立派に育って、ただうれしげだった。
柏崎の人たちに喜んでもらえればまた濃い思い出として残るだろう。
                 
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マルコポーロ

2007年10月15日 | 発信
Mother Lee 品種群(混ざり)の中のマルコポーロ
久しぶりに咲かせてみたが、やはりインパクトの強い色だ。
この品種が紹介されたのはずいぶん昔のことで、まだ一攫千金が可能だったころ。
こぞって導入はしてみたものの夏はまったく色が出ず、ほとんど白マルコだった。
咲き足が非常に速く、咲きすぎのクレームがよく来たものだ。

今は球根価格も手ごろになっているので冬は結構生産も有るが、夏は北海道でもなければ色の出るマルコは作れない。
根強いファンのある品種なのでこの時期ならもう一度生産計画に乗せる価値はあると思う。

適期に適地で作ることがその品種の色、ボリューム(特性)を一番引き出せること。
世界一の品質の日本のユリを作ることなのだ。

IFEXには行けなかったが、奥方たちが行ってきたので写真だけ

                 
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サルビア

2007年10月14日 | 家族
昨日、奥方に言いつけられたこと
「一日休みなさい」

このところ仕事以上に忙しい用事が多く、一日おきのよふかしを強いられていて、もう脳みそが精根尽き果てていた。

今朝は6時まで熟睡して久々に朝仕事をしなかった。
休めといわれても朝のうちに花も切ったし、ハウスの暖房機もセットしたしいろいろ片付けて、なんだかんだ半日近くは稼いでしまった。

日差しは強かったが小春日和といえる陽気だ、季節は秋でなく、初冬になっている。
夏の花サルビアも秋の陽に光って目立つ。

昼からは久しぶりに江の尻に降りてみた。
波は少しかぶるものの、濁りといいサラシといい、雰囲気プンプンしているので、シーバス狙いにルアーを投げてみたところ、クルクルのチョイスが当たったのか2.3投目で30センチほどのイナダが食ってきた。

トリノオリンピック以来暖めていた
           イナダバウワ~

ひたすら投げ続けてみたが、当たりはこれ一回だけ。

波も荒くなったので港に入り、今度はイカ狙いで餌木を投げ続けたが、釣れるのはチビタコばかりだった。
                  
日没前から寒くなったのでおしまい。
明日はイナダとたこの刺身。
最高最高。
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キジハタ

2007年10月13日 | 家族
たまには釣り日記も更新しないと。
日曜日の夕方、海の見える温泉って言う贅沢なリクエストに答えるため、柏崎のソルトスパへみんなで行きました。
しょっぱい温泉でした。

夕日を見に磯へ降りた10分くらいの間、チョコット竿を出したところ25センチのキジハタ君が出てくれました。

平茸と一緒に煮魚にして食べました。   最高!


                   

海に沈む夕日は格別です。   番神にて。

      
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シイラ

2007年10月11日 | 発信
台風15号を心配してビニールをはらずにいたハウスのシイラがもう始まってしまった。
例年だと9月末には被覆、保温するのだが今年は平均気温が2度ほど高いらしく、生育が順調すぎて困っている。

彼岸過ぎの需要の落ち込む時期に大量出荷となり、10月のブライダルの時期に品薄になる可能性がある。

さすがにここ数日は朝の気温が10度を切るようになったのできり始まったが被覆をした。
揃わなくなるし、紅葉して来るからだ。
          

今週はIFEXだが、来週はいよいよ新潟県の共進会。切花コンテストがある。
ちょっといいシイラなので楽しみだ。
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IFEXへ

2007年10月09日 | 発信
「東京国際フラワーEXPO」IFEX2007http://www.ifex.jp/に向けて我家のソルボンヌが今日出発する。
11日から13日の3日間、幕張メッセで行われる花の国際展示会。
日本花き輸出入協会のブースで「日本のユリ」として展示される。
堀之内から24種。
ほか全国から13種のユリが集められ花を咲かせる。

去年は今年の半分のスペースだったが「日本産ユリ切花の品質の高さ」をアピールできた。

ぎりぎりまで発色したつぼみ。

「ガツンと咲いてこい」
気合を入れて送り出す。
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女たちの仕事場4

2007年10月06日 | 観察
壁を明り取りのためにクリアにしたことにより今までは日の当たる時間帯は少し暑かったのだが、ここ数日はむしろ温室のようにホンワカ暖めてくれてほど良い温度になる。
みんなフリースやキルティングのベストを着るほど寒い季節になってしまった。

BGMも飽きてくるので古いコレクションが登場する。
結構受けたのが、加山雄三の還暦を記念したトリビュートアルバム。
20組のアーティストが思い思いのアレンジで若大将シリーズを歌う。
原曲を無視してまったく自分のサウンドにしてしまうものが多い。
特にアルフィーの「夜空の星」がすごい。
まるで「メリーアン」のカラオケで歌っているようなアレンジだ。
やっぱり年よりは因業なんだね。

もっと受けたのが1994年にメンフィスで行われたエルビスプレスリーのトリビュートコンサートのLIVE盤.
こちらはどちらかというと原曲に忠実なアレンジが多い。
やっぱりプレスリーは簡単にいじれないほど偉大なんでしょうね。
トニーベネットに合わせて会場が合唱する「ラブミーテンダー」は涙もんだ。

圧巻はブライアンアダムスの歌う「ハウンドドック」
この曲になると女たちは一斉に腰を振る。
アーロンネヴィルも歌っているが女たちは彼のねっとりした歌い方を「キモイ」と言う。
父はアーロンネヴィルの風貌に似合わぬ声がお気に入りなのだが。

彼はケニーGの「ブレスレス」の中でも1曲ゲストボーカルで参加している。
インストルメンタルのアルバムに1曲だけボーカルが入るとまた雰囲気が変わっていいものだ。
早朝に一人で箱詰めするときにはケニーGが落ち着いていい。

コレクションの中で今も1番はボブジェームスとデヴィットサンボーンの「ダブルビジョン」
20年以上も前、秋葉原のオーディオ屋さんでかかっていた曲を気に入ってすぐに買って来たもの。
サンボーンのかん高いアルトはあまり好きではないのだがボブジェームスの魔法に掛かったかのようにまろやかな曲を奏でている。
このアルバムにはアルジャロウがゲストボーカルで参加している。
これほど古いものがいまだに一番ってことはいかに新しいものを受け付けない頭になっているかってことでもあるけど。
ただこのアルバム、中古市場ではプレミア付きのところもある。

うちの女たち、ジャズ系に興味を示さないのがちょっと残念なところだ。

今日は朝から「キャンディーズ」をかけてハイテンションで作業している。
週末ですから。
            
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キルパー

2007年10月04日 | 発信
今日も日中は秋晴れで、花は出荷チームに任せて、ベテランを増員して畑の薫蒸消毒をした。
切り終わった畑の残渣処理、殺草、殺菌と必ず毎年行う作業だ。

土壌消毒の歴史は古く、とんとん昔はクロールピクリン、臭化メチル、ガスタードと薬剤は変わってきた。
刺激の強いクロールピクリンは使われなくなり、臭化メチルはオゾン層破壊の原因として使用が禁止になり、今はキルパーかNCS。
硫黄を原材料とした「薬物」でも「劇物」でもない「普通物」に変わった。

除草効果などは昔の薬剤ほど強くは無いものの、同時マルチによる機械化でかえって手軽に行える土壌消毒となった。

長年使っている畑は、上質の堆肥の継続的投入と土壌消毒によってその能力をやっと維持していると言っていいだろう。


今日はこの人http://homepage2.nifty.com/uonuma/etsuko/
が遊びに来てくれた。
5人の子の母にしてはスリムな体型を維持していてとてもチャーミングな人でした。
実はずいぶん昔、父が青年花き研究会のころ、新幹線もまだ無いころの小出駅で、当時の「特急とき」の乗客に花束をプレゼントするイベントがありまして、会員がそれぞれガールフレンド(古い言い方)をつれてきて、「ほりのうちの花」と入ったそろいのエプロンを着せて産地アピールをしたことがありました。
その時誰かが連れてきた人だったのです。
とてもかわいい人だったことを覚えています。(今もかわいいが)

もしあの時一目ぼれして口説いていれば今頃はこの人http://blog.livedoor.jp/akira_odaira/
の様になっていたかも知れない。

ないか。
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黄色いコスモス?

2007年10月03日 | 発信
今朝の気温はついに10度。
ここ数日とは打って変わって秋晴れ。
ゴルフ日和といいたいが、花は100箱程度の出荷。
そこそこの忙しさ。

作業を分担して遅れている芍薬の掘り取りを急いだ。

春早かった割には株の充実か遅く、芽が太らず遅れていた。

倉庫の中では爺婆が、株分けと加工の作業をしてくれている。
3芽に株分けしたり、6芽に株分けしたり、小売用に根巻きの加工をして納品する。
農産物をお金に変えるにはこつこつとした手作業が必要なのだ。
                

夕方にはまた雨になったがとなりの畑の黄色いコスモスのような花が青空に映えて気持ちのいい日だった。
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つりふねそう

2007年10月01日 | 発信
もう10月になってしまった。
盆を過ぎたと思ったらすぐに十五夜。そして今日からは10月。
秋はすごいスピードで日が暮れる。
ここ数日の朝の気温は12~14度。
とても寒い。
9月中旬の残暑で花の生育スピードは加速し、去年は透明な寒冷紗を張った作型までがもう切れ始まろうとしている。
10月5日から採花予定のシイラが9月25日から切れ始まっている。
早く始まったけれどやっぱり日数が不足しているらしくなかなかまとまった出荷量にはならない。

この作型からのシイラは全部上向きだ。
やはり彼岸までは作るべき品種では無い様だ。

これからは来年の地ごしらえ、ハウスの撤去、芍薬の株出荷と平行して花も出荷する。
10月前半の分の出荷がもう終わろうとしているので中旬以降品薄となるだろう。
まだまだ忙しい日が続く。
夏の癖では朝早くに目がさめるがまだ真っ暗でまた寝なおしている。

道路脇の斜面が赤紫の花に占領されている。
                     
調べてみたら釣り船草。
舟をつるした様なかっこうから付いた名だそうだ。
釣りに行きてぇなぁ~
釣具は1月以上前に行ったときのまま車の中で臭くなっている。
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