王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

神功皇后陵 初の立ち入り調査

2008-02-23 09:04:00 | 社会
研究者、「墳丘の広さ実感」=「神功皇后陵」に初の立ち入り調査(時事通信) - goo ニュース

「神宮皇后陵」として宮内庁が管理する古墳に「立ち入り調査」が許されて研究者が昨日22日陸墓に立ち入ったそうだ。
爺は早大吉村教授に影響されて「音波レーダーの様な物で陸墓全域を調べる」とか「横穴を開けて霊柩を探す」とばかり思っていた。高松塚古墳の壁画発見の影響もあるのであろう。これまでの古代史を覆す様な物凄い歴史的文化遺産(例えば武器、馬具、織物、装飾品等と竹簡とか木簡や経典類)が発見されたら凄いなーと期待していた。

今朝の新聞記事を見ると読み違いでなければ陸墓の周りをぐるーと歩き回っただけの様に思える

これで偉い先生方が調査をしたとして何がわかるというのであろうか?
まあ今までは外から眺めていただけとして少しはましであろうけど。

せめて土留めの焼き物か埴輪の一体も借りてきて炭素による年代測定をしてみるとか実証的な研究法はなかったのであろうか?

調査成果は4月5日の学会シンポジウムで発表されるそうだ。成果とは何であろうか? 是が第一歩で調査と呼ぶならもう少しましな方向へ動き出す事を期待します

神話時代の伝承を大事にする事と歴史的事実を検証することは両立する事である。
調査といって地面の上を一回りして成果を得ようとする学術的態度はどこかおかしい。


時事通信:
宮内庁が神功皇后陵として管理している奈良市の五社神古墳(4世紀後半、全長約270メートルの前方後円墳)に、日本考古学協会(会長・西谷正九州大名誉教授)など16学会の研究者16人が22日、立ち入り調査した。天皇や皇族の陵墓を学会側の要望で学術調査するのは初めて。

 西谷会長は立ち入り調査後「墳丘の広さを実感できた」「宮内庁の行き届いた管理によって良好な状態で、典型的な前方後円墳の姿を確かめることができた」と話した。

 研究者はこの日、午後1時に宮内庁職員の案内で墳丘に入り、墳丘の1段目を約2時間半かけて観察しながら1周した。

 西谷会長らによると、墳丘を保護するためのふき石はよく残り、円筒埴輪(はにわ)の破片もあちこちに散らばっていた。また埴輪片の観察などで、4世紀後半築造とする見方と矛盾はなかったという。

 調査成果は4月5日、奈良県文化会館で16学会主催のシンポジウムで発表される。(引用終わり) 
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