王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

牛丼「すき家」 告訴応酬

2009-04-17 08:25:29 | 社会
すき家労使“骨肉の争い” 告訴合戦痛み分け 不起訴(産経新聞) - goo ニュース

新聞で走り読みしただけですから細かい内容は判らないのですが:
牛丼チェーン「すき家」を残業代未払いで「刑事告訴」した41歳の女性アルバイトがいた。この小母さんが義憤に燃えたのか俗に言う活動家なのかは判らない。

この件は未払い金額が小額なので1月に不起訴となった。未払い分は「民事上の問題」でしょうが支払ってもらえたのでしょうかね?

さて「すき家」側はこの女性を3月になって「炊いたご飯の持ち出しと実態と違う勤務報告書」で刑事告訴したそうです。この方は同月27日嫌疑不十分で「不起訴」との事。

ご飯の持ち出しについてこの小母さんは「炊き上がったご飯の中にたわしの毛が見つかったので客には出せない。勿体無いのでおにぎりにして持ち帰った」そうです。一回だけだったのでしょうか?「実態と違う勤務時間」に言及はありませんがもともと残業代をめぐる争いなので始めか終わりの10分か15分を勤務と認めるかサービス残業として切り捨てられるか現場で争いか不満があったのでしょうね。

さて「ご飯持ち帰りの件」ですが「たわしの毛が入ったご飯」をアルバイトの一存で処分するところに「この仙台のすき家の管理の貧弱さ」つまり「店長とかマネージャーの力量不足」を感じます。
業務用の炊飯器で炊くご飯の量は2-3人前という事は無いでしょうからこれが商売に供されなければ「店側は材料費がかさみます」
炊き上げたご飯に「たわしの毛が入っていた」のは誰の責任なのか? 責任に応じて罰金なり減俸や次の対策を講じなければいけません。

「4時間以上勤務の者には食事が認められていた」としても客に出せないご飯と判断しておにぎりにして持って帰るのは「1手2手」方法論が跳んでいるように見えます。その手の活動家としたらこの小母さんも人には厳しいが自分の脇は甘い様です。

まあ現地店長の管理能力不足から起きた話を嫌がらせで「訴訟の報復」をしたように爺には見えました。
どっちもどっちで検察も忙しいのにご苦労様です。

産経新聞:
牛丼チェーン店「すき家」を運営する「ゼンショー」(東京)が、残業代が未払いとして同社を刑事告訴した仙台市の女性アルバイト(41)に対し、店のコメをおにぎりにして持ち帰ったなどとして、窃盗容疑などで仙台地検に刑事告訴し、不起訴になっていたことが16日分かった。

 女性の弁護士らによると、ゼンショーは3月、女性が同市泉区の仙台泉店のコメをおにぎりにして常習的に持ち帰ったり、実態とは違う勤務報告書を提出していたなどとして刑事告訴。地検は同月27日付で嫌疑不十分で不起訴処分とした。


 女性は産経新聞の取材に、地検の取り調べには「炊飯器に(洗浄用の)たわしの毛が入っていたので客に提供することはできなかった。もったいなかったのでアルバイト店員数人と分けて持ち帰った。社内規定では4時間以上の勤務者には食事が認められている」と説明したという。


 ゼンショーの残業代未払い問題では、女性が昨年4月、時間外割増賃金が未払いとして、労働基準法違反の疑いで同社や同社社長らを仙台労働基準監督署に告訴。仙台地検が1月、未払い額が少額だったことなどから不起訴処分とした。
(引用終わり)
コメント
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