王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

赤字国債増発に含み 10年度予算

2009-10-15 08:56:47 | 政治
税収不足なら国債増発=10年度予算、政策実現を優先-平野官房長官(時事通信) - goo ニュース

鳩山首相は政権とる前から増発はしない方針であったが昨日平野官房長官の発言では2010年の予算編成で:
税収不足を補うため、赤字国債の増発もやむを得ないとの見通しを明らかにした

当初税収見込み46兆円が不景気により大幅に落ち込む懸念がありその不足に対処する為とも思える。
理屈だけ言えば2兆円落ち込めば2兆円だけ増発する(借換え債と金利分30数兆円は当然除く)という事であろう。

しかしそう上手く行くであろうか?
新政権発足直後から「自民党ファン」や「可愛さ余って民主党憎しファン」が寄って集って民主党がぶれたりマニフェストから外れると(或いはマニフェストに無い事でも)怒号や罵声が飛んでくる。

爺にしてみれば若葉マークの新政権がヨチヨチ歩いてる割に良くやっていると(孫が交通事故に遭わない様に願う心持で)眺めている。

さて話は戻って「国債増発」の問題と同時に10年度予算概算要求が90兆円を少し超え(麻生政権の)当初予算を超えてしまう体たらく。
思わず笑ってしまう。

よほど藤井財務相と副大臣の指示が甘いか?!既に各省大臣と副大臣になめられてしまったのであろうか?! その両方かも知れない。

間もなく結論が出るが「子ども手当て」の財源捻出の為09年度補正予算の削減3兆円を命じたが「今朝の記事では2兆8千億円程度」との記事が出ている。
新制度の予算手当てだから3兆円と言って93%の仕上がりで2兆8千億円で良いと言う性格の金ではなかろう。

各大臣が粛々と不急不要の予算を削減して80兆円位で済めば税収不足を懸念する必要は無いのだよ
そうはしたけれどマニフェストに乗せた政策を実施するには金が要ると言うことか。

従って国債増発と概算要求90兆円超えは紙の裏表の様な物で分けられない。
3兆円の削減に非協力或いは努力が足りない大臣と省庁はどこか?
充分判ったはずなので藤井財務相、仙石行革相どちらでも二人揃ってでも要求削減に大鉈振るって見せてください。
鳩山首相は駄目な大臣は更迭してでもマニフェストと予算編成の釣り合いを取る程のやる気を見せて欲しいものです。
本当は亀井金融相の「モラトリアム」発言の様な画期的政策の提言をして欲しいものです。
税収不足分は政府が「無金利国債」を日銀に差し入れて従来の「利付国債」を償還(買戻し)してしまう。
無金利国債は1年で1%価値を減じ10年で10%、100年で100%価値が無くなる
3-5兆円の規模で上手く行けば鳩山政権はその実行力を国民に認められるでしょう。
それからは100兆円の規模でこれを行えば860兆円の国債残高も流血なしに償還されます。 これで日本の子どもたちの未来が見えてきます。
これまでの歴史では「国債が償還された例はありません」
菅戦略相 是非一考を願います。


時事通信:
 平野博文官房長官は14日午前の記者会見で、2010年度の予算編成で税収不足を補うため、赤字国債の増発もやむを得ないとの見通しを明らかにした。平野長官は「景気の状況によっては、税収がどれだけ落ち込むか非常に懸念している」とした上で、国債増発による歳入確保について「結果としてそういう考え方もある」と述べた。

 鳩山由紀夫首相は就任前から、国債増発を否定してきたが、10年度税収は09年度当初見通しの約46兆円を大きく下回るのは確実な情勢となっている。政府は歳入不足を補うため、国債増発の方針を固めているが、政府高官で認めたのは平野長官が初めて。 
(引用終わり)
コメント
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