王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

鳩山首相 初の所信表明

2009-10-27 07:23:15 | 政治
戦後行政大掃除し政治主導へ 鳩山首相、初の所信表明演説(共同通信) - goo ニュース

皆様のNHKは「鳩山首相の所信表明」のTV中継をしたようですが他局は「酒井法子の覚せい剤初公判」の方に関心が有ったようです。

さて「所信の内容」ですが全体像の欠如と不要というか冗長な詳細が入り混じって入る様に思えました。
50数分の演説とは最近では最も長いと皮肉交じりで称えている局が有りました。

冒頭の「新しい政治の枠組みづくり」「変革」「政権交代」とかむすびでは「明治維新」に言及ついに「無血の平成革命」と断言しました。

大事な事は言葉に酔う事でなくその言葉に行動の肉付けをする事でしょう。
「明治維新」により「天皇を過度に神聖化し軍の暴走を許しついには77年後外国勢力に屈服」

「終戦後アメリカだけが頼りと刷り込まれ講和、独立、平和憲法、日米安保」とひた向きにやってきて64年。ついに政権交代となりました。

「頼りのアメリカは米ソ冷戦が終わりアメリカ一極の支配が崩れドルの垂れ流しで財布はパンク状態で多極化せざるを得ません」
それやこれや統合して考えると鳩山首相は世界と日本、アメリカと日本、国内の財政状態に言及しそれとの関連で優先順位をつけた政策を語らなければいけませんでした。
その点「所信表明はチラシ寿司」風で見た目の良さに気を奪われ「ビーフステーキや厚めのとんかつ」の様なカロリーリッチで迫力のある中身を感じませんでした。

自国の問題に限れば「国債他国の借金が860兆円」地方の赤字を加えると1000兆円の借金を如何するのか?
リーマンに続く第二の世界不況を起こさないにはどうするのか
この辺りに言及しない事には各論と数字が出てきません。
「友愛」とか「実りの海」或いは「洋の東西の架け橋」なんて足元軽視にしか見えません。
まあ「課題の殆どは戦後の保守政権のつけ」ですがまあ国民の我慢はあと1年でしょう。
その間に「政策に優先順位をつけて具体的に実施して見せてください」
「年金、医療制度、雇用」等など生活保護を受けないで生活している人々に待ったなしの状況になっています。
お願いします。


共同通信:
鳩山由紀夫首相は26日午後、衆院本会議で就任後初の所信表明演説を行った。鳩山政権の取り組みを「無血の平成維新」とし国政の変革に挑戦する決意を強調。政治理念に「友愛」を掲げ、国民の命と生活を守る政治の実現を訴えた。官僚依存の仕組みを排すため「戦後行政の大掃除」を断行、政治主導の新しい政治に転換し、衆院選マニフェストで示した政策を実現すると表明した。外交では「緊密かつ対等な日米同盟」を提唱。
(引用終り)
コメント (2)
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