王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

オバマ大統領 ノーベル平和賞 受賞

2009-10-10 07:47:49 | 海外
オバマ米大統領にノーベル平和賞=核廃絶・軍縮に尽力、「将来へ希望」(時事通信) - goo ニュース

9日ノーベル賞委員会が米国のオバマ大統領を「ノーベル平和賞」の受賞者に決定しオバマ大統領も受賞の意思を示したそうです。

爺なんか単純なものですからノーベル賞受賞者の業績を漏れ聞けばそれだけで感動感激してしまうのですが今回の話は「レレレノレ??」と言う感じです。

恐らく4月のプラハに於ける「核廃絶」を世界に訴える演説が評価されたのでしょう。思想家であればそれで良いかも知れません。
政治的側面をみればこの演説に共感して米ソのSALT交渉が促進し核兵器半減に合意とか中国も参加とか少なくとも北朝鮮が核廃棄したとか実績が伴わないので「レレレノレ」と思うのでしょう。

しかも彼は現職の米国大統領で三軍の最高指揮官でもあります。
イラクの戦争は先代のブッシュジュニアが始めたことと言え混乱に終止符が打てません。加えてアフガンには兵力を増強と言っています。現地司令官は4万人の増派は希望しているとかで「勝っている戦」に見えません。
核廃絶は希望するけど通常兵器の戦いは躊躇しないようにも見えます。

慌てて「ノーベル平和賞」の受賞を受け入れないで:
1-2年経って核廃絶に動きが見える時点まで待ってくださいとでも見事な修辞(レトリック)で飾られた謝絶(ディクライン)演説をしたら尊敬できたのですがね。

ノーベル賞委員会も該当者が居なければ今年の指名は見送れば良いのに何を急いで「業績でなく将来への希望」と言い訳じみた説明加えたのでしょう?

後年この選考の適否がはっきりするでしょう。


時事通信:
【ロンドン時事】ノルウェー・ノーベル賞委員会は9日、2009年のノーベル平和賞を、オバマ米大統領に授与すると発表した。同委員会は、「国際外交と諸民族間の協力強化のために並外れた努力」を払い、世界の人々に「より良き将来への希望を与えた」と受賞理由を述べた。現職の米大統領がノーベル平和賞を授与されるのは、1906年のセオドア・ルーズベルト氏、19年のウッドロー・ウィルソン氏に続き、90年ぶり3人目となる。オバマ大統領は同日、「21世紀の挑戦に対峙(たいじ)せねばならないという、すべての国家への呼び掛けとして賞を受ける」と語った。

 ノーベル賞委員会は、オバマ氏が核廃絶や軍縮、国際機関の役割強化などで重要な貢献をしたと評価。「核兵器なき世界というビジョンとそのための努力を特に重視した」とした上で、同氏について「国際政治に新たな潮流を生み出した」と称賛した。

 オバマ氏は昨年11月の大統領選で勝利し、今年1月に米史上初の黒人大統領として就任した。就任以降、ブッシュ前政権時代の単独行動主義を改め、多国間協調と対話を重視する外交路線を追求。中東和平実現に向けてパレスチナとイスラエルの交渉を後押ししたほか、前政権下で悪化したイスラム諸国との関係改善にも尽力した。また4月にはプラハで演説を行い、「核兵器を使用した唯一の核保有国の道義的責任」として、核廃絶に努力する決意を宣言。9月には核不拡散と核軍縮をテーマにした国連安保理首脳会合を主宰し、「核なき世界」の実現を目指す決議採択に主導的な役割を果たした。 
(引用終わり)
コメント (1)
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