「いのち守る」政治に全力=景気対策、切れ目なく実行-首相施政方針(時事通信) - goo ニュース
28日午後第174回通常国会の衆参本会議場で鳩山首相が50分に及ぶ長い「施政方針」演説を行いました。
冒頭「いのちを守りたい」と語りかけその後も「いのちの大切さ」を訴え先に訪問したインドの故ガンジー首相の「七つの社会的大罪」を取上げそれに沿うべく「政治理念」を国民に提起するという格調の高い出だしだったようです。
爺は親切なブロガー飯大蔵氏が演説全文を載せてくれたページが有りましたのでそちらをチラッと斜め読みにしました。
マスコミ一般の評は「理念の割に中身が薄い」との事です。
爺もそう思いました。頭でっかち尻つぼみの感じがします。
恐らく鳩山首相もそして原稿を書いた補佐官も「オバマのスピーチ」並みの物を意図して書いたのでしょう。
しかし現下の日本の情勢は「美しいレトリック(修辞的表現や言い回し)」では繕えぬ状態です。
ガンジー「七つの大罪」の一つ「労なき富」では鳩山氏に「お前だろう」「税金返せ」とか大分野次が飛びました。
その点でみれば「政治は信頼がないと成り立たない」という原則は正しく鳩山首相の言葉は上滑りしている感が否めません。
それは置いておくとしても「いのちを守りたいとの理念」を実現する為10年度予算を組んだとの発言はいただけません。
既に予算の大綱は自公政権の下で仕上がっていたものに9月の政権交代で連立政権色を組み込んだもので、そこに小沢幹事長の追加要求が加わり何とも方向性の無い予算案になってしまいました。
まず理念を語ったのですから次に財政再建の理念を語らねばなりません。
864兆円(09年9月末)の国債と借入金の残高をどう整理するのか?
その為に1兆ドル(90兆円)に上る外貨準備をどう有効利用するのか? つい2年前は円貨換算110兆円の価値だったものが円高で20兆円飛んでしまった。抱えていることで僅かな金利以上のものを失っているのです)
責任ある経済財政運営だが
トヨタやホンダのリコールを見聞きすれば「本当に輸出依存で大丈夫なのか?」と思わないのであろうか?
保育園幼稚園を整備するのは良いけれど:
育児に手のかかる母親をパートに出さなくても一家が食える賃金体制を構築する事を提案するのが筋だろう
「日米関係の深化」とは実際何をすることなのであろうか?
「普天間基地移設」を拒否して代替基地の提供を拒み「グアム島」へ海兵隊基地を撤去させても「日米関係」は些かの揺るぎも無いとの関係ならそれは正しい。
ただ「海兵隊」の様な海外強襲部隊(敵前に橋頭堡を築く役目)の駐留が日本防衛に役立つと結構信じている人が多いから中々微妙である。
つまるところマニフェスト(政権公約)の何が出来て何が出来なかったのか?その辺りを丁寧に説明する必要はあったのではなかろうか?
「永住外国人の地方参政権」は連立与党の合意を大切にすると鳩山首相は「連立合意を大切にする」と言ったがそもそも「マニフェスト」の関係は?
あれやこれや「小沢幹事長の4億円の問題」で参院選まで視界不良である。
景気を良くして雇用を安定させてとの国民の願いとずれがある。
それでも10年度予算案は年度内に成立させて欲しいものです。
お願いします。
時事通信:
鳩山由紀夫首相は29日午後の衆院本会議で、就任後初の施政方針演説を行った。首相は冒頭、「いのちを、守りたい」と述べ、厳しい経済情勢を踏まえ、2010年度予算案の早期成立と雇用の確保に全力を挙げる方針を表明。懸案の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関して、「5月末までに具体的な移設先を決定する」と重ねて強調した。自らの資金管理団体の偽装献金事件については、演説後半で「国民に多大の迷惑と心配をお掛けしたことを改めておわび申し上げる」と陳謝するにとどまった。
首相は、10年度予算案を「いのちを守る予算」と名付け、09年度第2次補正予算と合わせ、景気の「二番底」を回避するため「切れ目ない景気対策を実行する」と強調。「コンクリートから人へ」の考え方を踏まえ、公共事業費から社会保障・文教科学費に予算を重点配分したことを「政権交代の成果」と訴え、重点政策である子ども手当創設や高校授業料の実質無償化などを実現させる決意を示した。
また、雇用の確保は「緊急の課題」とし、新成長戦略に基づき環境・エネルギー、医療・介護・健康各分野の成長を促進し、新たな雇用創出を図る考えを表明。一方、公共サービスを市民やNPO(民間非営利団体)などが担う「新しい公共」の概念を打ち出し、担い手拡大のための寄付税制の拡充を含め、「5月をめどに具体的な提案をまとめる」と明言した。
財政健全化策として、複数年度の財政指針となる中期財政フレームや財政運営戦略の策定を掲げるほか、特別会計も含めた事業仕分け第2弾などにより、「総予算を全面的に組み替えていく」と訴えた。 (引用終わり)
28日午後第174回通常国会の衆参本会議場で鳩山首相が50分に及ぶ長い「施政方針」演説を行いました。
冒頭「いのちを守りたい」と語りかけその後も「いのちの大切さ」を訴え先に訪問したインドの故ガンジー首相の「七つの社会的大罪」を取上げそれに沿うべく「政治理念」を国民に提起するという格調の高い出だしだったようです。
爺は親切なブロガー飯大蔵氏が演説全文を載せてくれたページが有りましたのでそちらをチラッと斜め読みにしました。
マスコミ一般の評は「理念の割に中身が薄い」との事です。
爺もそう思いました。頭でっかち尻つぼみの感じがします。
恐らく鳩山首相もそして原稿を書いた補佐官も「オバマのスピーチ」並みの物を意図して書いたのでしょう。
しかし現下の日本の情勢は「美しいレトリック(修辞的表現や言い回し)」では繕えぬ状態です。
ガンジー「七つの大罪」の一つ「労なき富」では鳩山氏に「お前だろう」「税金返せ」とか大分野次が飛びました。
その点でみれば「政治は信頼がないと成り立たない」という原則は正しく鳩山首相の言葉は上滑りしている感が否めません。
それは置いておくとしても「いのちを守りたいとの理念」を実現する為10年度予算を組んだとの発言はいただけません。
既に予算の大綱は自公政権の下で仕上がっていたものに9月の政権交代で連立政権色を組み込んだもので、そこに小沢幹事長の追加要求が加わり何とも方向性の無い予算案になってしまいました。
まず理念を語ったのですから次に財政再建の理念を語らねばなりません。
864兆円(09年9月末)の国債と借入金の残高をどう整理するのか?
その為に1兆ドル(90兆円)に上る外貨準備をどう有効利用するのか? つい2年前は円貨換算110兆円の価値だったものが円高で20兆円飛んでしまった。抱えていることで僅かな金利以上のものを失っているのです)
責任ある経済財政運営だが
トヨタやホンダのリコールを見聞きすれば「本当に輸出依存で大丈夫なのか?」と思わないのであろうか?
保育園幼稚園を整備するのは良いけれど:
育児に手のかかる母親をパートに出さなくても一家が食える賃金体制を構築する事を提案するのが筋だろう
「日米関係の深化」とは実際何をすることなのであろうか?
「普天間基地移設」を拒否して代替基地の提供を拒み「グアム島」へ海兵隊基地を撤去させても「日米関係」は些かの揺るぎも無いとの関係ならそれは正しい。
ただ「海兵隊」の様な海外強襲部隊(敵前に橋頭堡を築く役目)の駐留が日本防衛に役立つと結構信じている人が多いから中々微妙である。
つまるところマニフェスト(政権公約)の何が出来て何が出来なかったのか?その辺りを丁寧に説明する必要はあったのではなかろうか?
「永住外国人の地方参政権」は連立与党の合意を大切にすると鳩山首相は「連立合意を大切にする」と言ったがそもそも「マニフェスト」の関係は?
あれやこれや「小沢幹事長の4億円の問題」で参院選まで視界不良である。
景気を良くして雇用を安定させてとの国民の願いとずれがある。
それでも10年度予算案は年度内に成立させて欲しいものです。
お願いします。
時事通信:
鳩山由紀夫首相は29日午後の衆院本会議で、就任後初の施政方針演説を行った。首相は冒頭、「いのちを、守りたい」と述べ、厳しい経済情勢を踏まえ、2010年度予算案の早期成立と雇用の確保に全力を挙げる方針を表明。懸案の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関して、「5月末までに具体的な移設先を決定する」と重ねて強調した。自らの資金管理団体の偽装献金事件については、演説後半で「国民に多大の迷惑と心配をお掛けしたことを改めておわび申し上げる」と陳謝するにとどまった。
首相は、10年度予算案を「いのちを守る予算」と名付け、09年度第2次補正予算と合わせ、景気の「二番底」を回避するため「切れ目ない景気対策を実行する」と強調。「コンクリートから人へ」の考え方を踏まえ、公共事業費から社会保障・文教科学費に予算を重点配分したことを「政権交代の成果」と訴え、重点政策である子ども手当創設や高校授業料の実質無償化などを実現させる決意を示した。
また、雇用の確保は「緊急の課題」とし、新成長戦略に基づき環境・エネルギー、医療・介護・健康各分野の成長を促進し、新たな雇用創出を図る考えを表明。一方、公共サービスを市民やNPO(民間非営利団体)などが担う「新しい公共」の概念を打ち出し、担い手拡大のための寄付税制の拡充を含め、「5月をめどに具体的な提案をまとめる」と明言した。
財政健全化策として、複数年度の財政指針となる中期財政フレームや財政運営戦略の策定を掲げるほか、特別会計も含めた事業仕分け第2弾などにより、「総予算を全面的に組み替えていく」と訴えた。 (引用終わり)