王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ドービルのG8終了

2011-05-28 07:14:41 | 海外
G8、日本復興へ連帯…原発安全性強化で一致(読売新聞) - goo ニュース

昨日27日夕刻(日本時間)北西フランスのドービルでのG8が閉幕しました。
菅首相は初日冒頭「特に発言を許された」そうですが慣例でその場は映像で公表されませんでした。
首脳宣言では「G8は日本の復興を支援する」そうですから事故対策の不手際を厳しく糾弾されるかと心配はなさそうです。
しかし「福島第1原発の低温安定化」は国際公約となり各種データーもIAEA始め国外に提供する様です。
まあ罰せられない代わりしっかりその悪影響をデーターとして提供させられるわけ。

原発推進派の仏と米、原発廃止を決めたのは独だけですから「福島近辺の陸海山を放射能汚染まみれ」にしても極東の一部日本の問題にすぎないのかも知れません。
それにしても日本は原発推進なのか止めるのか? 態度は曖昧に見えます。

会議中オバマ大統領と日米会議。9月に訪米を認められたようです。
しかし日本では「自公が不信任案提出」準備とか「いや 注水継続で自公の攻めの要点が代わって困惑」或いは「安住国対委員長は可決なら解散」なんて言い出しています。

早く第二次補正予算を組む手法(浜爺は震災国債が良いとおもいますが)と規模(同じく50兆円以上)そして復興の大骨子(グランドデザイン)を決めないといけません。これが70日以上経って未だ決まらないのなら「被害3県を特区にして丸投げ」だって決断です。
これとは別に「福島原発処理問題」があるんですよね。
オバマ大統領と9月に会談するのは誰でしょうね。
なんとも歯がゆい思いですが見守るしかありません。G8としては北アフリカの民主化に関心が強いようにみえましたね。


読売新聞:
 【ドービル(仏北部)=小野田徹史、三井美奈】主要8か国(G8)の首脳会議(サミット)は27日午後(日本時間27日夜)、東日本大震災からの日本の復興に向けて連帯する姿勢を明確にした首脳宣言を採択し、閉幕した。

 東京電力福島第一原子力発電所の事故を教訓に、原発の安全性強化を図る方針で一致。原発新設が進む新興国も含め、国際原子力機関(IAEA)の安全指針の活用を促すことも明記した。

 宣言は、震災復興を急ぐ日本人について「勇気と尊厳に、各国国民は称賛と敬意を示した」との表現で、日本経済の回復に向けて支援を続ける姿勢を強調した。風評に基づいて日本の農産品などの輸入を規制したり、日本への旅行を避けていることについては、日本の主張通り、「科学的な根拠に基づくべきだ」との考えを盛り込んだ。

 G8は、日本の原発事故への対応が原子力安全を進める上で欠かせない課題だとして、サミットの最重要議題に位置づけた。原発のリスクを踏まえ、あらゆる国に対して安全評価を進めるよう呼びかけた。

 その手段として、加盟国にIAEAの安全指針の活用を促し、IAEAに対しては、日本のように地震の発生リスクが高い国や地域向けに新たな指針策定を検討するよう要請した。「原子力安全」「原子力事故早期通報」「原子力事故援助」「放射性廃棄物等安全」の原子力4条約については、まだ批准していない国に対して批准を促した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする