王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

九電 玄海原発再稼動で「やらせメール」指示

2011-07-07 07:45:21 | 福島原発事故
九電、社員らにやらせメール指示…再稼働問題で(読売新聞) - goo ニュース

昨日6日衆院予算委員会で共産党の笠井議員が「九電による玄海原発再開に関する経産省の県民向け説明会に賛成するメールを出すよう関係4社に送付した事実を知ってるか?」と菅首相と海江田経産相に問いただしました。

それを受けてでしょう、午後7時頃九電の真部社長が記者会見する様子がTVニュースで流れました。
真部社長は当初「やらせメールに自分の関与はノーコメントだが社長なので責任は自分にある」と答えた所、「貴方は関与したのかしないのか?」と記者団から厳しい質問が飛んでいました。会見途中でメモが入り一読後、自分の関与を否定しましたが社長の責任と答えました。

ノーコメントとは「応答拒否」ですから大企業の最高責任者として望ましい行為ではありません。せめて顧問弁護士か法務担当の重役を同席して丁寧な説明を尽くすべきでした。

古川佐賀県知事さえ「まな板の上の鯉の九電がこの様な事をするなんて」と批判的でした。

たまたま5日玄海原発再開を玄海町長が容認した事を受けて「微妙!」と感じていましたがもはや「現地がよければそれで良い」との佐賀県というローカル問題では無くなってしまいました。
海江田経産相は「けしからん。しっかり対応する」と興奮気味に答えていましたが九電にどんな対応をするのでしょう?
それは当然他の電力会社に適用されるでしょうね?
経産省がらみで原発再開ありきだとしたら菅政権のスキャンダルです。
どんな新事実が出てくるでしょうか?

衆院予算委員会から目が話せません。


読売新聞:
九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2、3号機の再稼働問題で、九電の真部利応社長は6日記者会見し、経済産業省が6月に県民向け説明会を開いた際、九電が子会社や一部社員に対し、一般市民を装い、再稼働に賛成する意見を電子メールで説明会に送るよう指示していたと発表した。

 真部社長は「説明会の信頼を損ねる形になり、心からおわび申し上げる」と謝罪。読売新聞の取材に対し、進退を検討する考えを示した。

 説明会は6月26日、佐賀市で開かれ、国が選んだ県民の代表7人が出席。質疑は番組としてケーブルテレビとインターネットで生中継された。メールとファクスで意見や質問を募集し、一部は番組で紹介された。

 九電によると、指示は同22日、九電本社原子力発電本部に在籍する課長級の男性社員のメールアドレスから、子会社4社と九電の3事業所(玄海原発、川内原発、川内原子力総合事務所)の社員各1人にメールで出された。発電再開を容認する立場から、県民の共感を得るような意見や質問を発信するよう求め、自宅からネットに接続するよう指示した。
(引用終わり)
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