王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

米政府 債務上限問題交渉

2011-07-17 08:10:56 | 為替 ドル 株式
オバマ氏「時間がない」強調 野党との債務上限問題交渉(朝日新聞) - goo ニュース

米国と言うのはしたたかな国ですね。
一見ドル紙幣と言う「金との兌換の効かない軍票のような物を強い軍事力を背景に世界に強制通用させています」

それでもドル紙幣発行上限が法で決められていて「これまでも与野党のぎりぎりの交渉で発行上限が引き上げられてきました」
妥協がなければ「デフォルト」と書く新聞もあります。
もしそうなったらPIGSの財政不振どころでありません。
恐らく政府の財政支出に大鉈を振るうことで「上限の引き上げ」になるのでしょう。
少し時間切れなら「政府要員への給料遅配とか出勤制限」等が起こるかも知れません。
シュワちゃんが知事だったカリフォルニアでありましたよね。
この場合は地方州での話でしたけれどね。

日本もこの際ですから、そして幸いにも野党の自公両党が「23年度に50兆円もの赤字国債の増発」に反対しているのですから真剣に「赤字国債発行上限を与野党合意で1400兆円程度」に法で制限を掛けそこに至るまでの時間で「日本国政府の無駄使いを削除」する必要がありますね。

さてオバマ大統領はどうするでしょう?
「上限枠」が拡大されなければ「新ドルの発行」で切り抜けるかもしれません。
旧ドル2ドルに新ドル1ドルの交換です。
そうすると上限枠はそのままでも発行済みドル債務は半分になります。
実際には戦後のどさくさも含め(ドイツによる偽札他)いったい幾ら発行されたか判らないドル札ですがドル或いは米国債を持っていれば安心の時代は終わりそうですね。
日本国債や米国債をたくさん持っている方は金や土地の現物が良いですよ。
両方ともない方は良い友達と家族の絆が頼りです。
成り行きをしっかり見守りましょう。


朝日新聞:
米国の債務上限引き上げ問題で、オバマ大統領と米与野党が、ぎりぎりの交渉を続けている。政権側は、10年で2兆ドル程度の財政赤字を削減する策での合意を目指しつつ、合意できなければ上限だけを引き上げる緊急対策も視野に入れる。週末の間には、方向性を見いだしたい考えだ。

 米国の財政は、債務の残高が議会が定める上限(14.3兆ドル)に達している。8月2日までに上限が引き上げられないと、米国債(借金)の返済が滞る債務不履行(デフォルト)になりかねない状態だ。オバマ大統領は15日、この週2度目となる記者会見を開き、「時間がなくなりつつある」と強調。「米国民が求めるのは問題解決であり、財政規律の回復だ」として、野党・共和党側に妥協を呼びかけた。

 大統領は14日の与野党の指導部との交渉で、(1)10年で3兆~4兆ドルの財政赤字削減を念頭に置いた大規模対策、(2)10年で2兆ドル程度の赤字を削減する中規模対策、(3)赤字削減は明示せず債務上限だけを引き上げる――という3案を与野党に提示した。

 15日の会見では「(共和党側の反対で)大規模対策は難しくなっている」と認め、(2)案を目指すことを強く示唆。「犠牲を(社会の各層で)共有する必要がある」とも語り、高齢者や弱者にしわ寄せが大きい歳出削減だけでなく、税制上の措置で富裕層にも負担を求めたい意向を示した。(引用終わり)
コメント (2)
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