王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

稲わらから高濃度セシウム 南相馬の汚染牛

2011-07-12 06:34:47 | 福島原発事故
稲わらから高濃度セシウム 南相馬の汚染牛のえさ(朝日新聞) - goo ニュース

今朝12日になると南相馬市の畜産農家が出荷した牛の肉から検出された放射性セシウムの原因は「稲わら」と特定されたようです。

へたれな浜爺はこの問題も微妙だなーと言うのが感想です。
少し前、福島原発事故の放射能が想定以上(実際は隠していたかも)な事が判って「牧草地の草は刈り取って飼料にしない様に」とか農水省が指示(指導?)していました。
それに対しブログ上の賢人が「では牛に何を食べさせるの?」と怒っていました。
全くその通りで「総論で規制するだけで各論で規制を補う方策に欠けています」

この農家は「原発爆発時に屋外に置いていた稲わら」を牛にあたえていたそうです。
そして出荷時の県の聞き取りに「正しく申告しなかった」ため高濃度放射能汚染の牛肉が市場に出て一部は消費者のお腹に入ったようです。

この畜産農家がやった事を良しとはしませんが、国や農水省の規制のあり方が問題の元ですね。

南相馬産の牛肉放射能全頭検査なんて話も出ていますが当面処理能力には限界がありますし難しそうです。
福島県ではまず周辺地区のえさを適切に管理しているか立ち入り調査を始めたそうです。
「稲わら」の放射の検査は当然するでしょうね?
TVのニュースショーでは学者さんを呼んで「多少は食べても影響は無い」とお決まりのセリフです。まあ浜爺は牛肉はもう何年もすきであれ焼肉も食べていませんから関係ありませんけどね

「戦後最大の災害」なのですから原発事故対策に50兆円位用意して被害に備えなくてはね。それほど構えなくても「汚染牛」や「汚染肉」になりそうな牛は買い上げて「安楽死」させる事位出来るでしょう!
「口蹄疫」に罹ったと思えばやれるはずですよ。

野菜魚肉 汚染の範囲は広がり続けています。
次はやはり人間の内部被爆へと思いがいかざるを得ません。浜爺の心配のしすぎで済む事を願います。


朝日新聞:
福島県南相馬市の畜産農家が出荷した牛11頭から基準を超す放射性セシウムが検出された問題で、同県がこの農家から提出を受けたえさなどを検査した結果、稲わらから高濃度の放射性セシウムが検出されたことが、関係者への取材でわかった。農家は県の聞き取りに、東京電力福島第一原発が爆発した際に屋外に置いていたわらを牛に与えていた、と説明したという。

 県と農林水産省は、原発事故で汚染されたわらで内部被曝(ひばく)した可能性が高いと判断。農家は出荷時の県側の聞き取りには正しく申告していなかったとみられ、点検のあり方について改善できないか検討を進める。

 県と農水省は10日、農家を実地調査。えさの配合飼料と牧草、わら、井戸水を検査用のサンプルとして採取した。検査の結果、わらからかなり高濃度の放射性セシウムが検出された。
(引用終り)
コメント
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