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海江田経産相が辞意表明

2011-07-08 08:10:20 | 福島原発事故
海江田経産相が辞意表明 首相の原発政策に不満(朝日新聞) - goo ニュース

昨日7日参院予算委員会で自民党議員の「佐賀県民に対し腹を切れ」といわれ「政治家だからいずれ責任を取る」と答えた海江田経産相ですが直ぐには辞任しないみたいです。

さてそれで済みますかね?
6月18日でしたか「原発安全宣言」をしてまず玄海原発再稼動ありきで積極的に玄海町と佐賀県庁を訪問。合わせて経産省が主体となって26日には「県民参加で安全アッピール説明会」をやっていました。

さてそんな経産省の動きの中菅首相は5日夜海江田経産相に「原発にストレステスト実施」を命じていたそうです。
物事の大事な局面ではいろいろな事が複合するものです。
翌日6日の衆院予算会議で共産党笠井議員から26日の説明会に対し九電が「賛成のやらせメール」を指示した事が判明。TVのニュースショーはこちらの追いかけに時間を割いていました。
ところが原発再開の玄海町と佐賀県が菅首相の後だし安全宣言に反発」
九電の「やらせメール事件」と相俟って7日玄海町長は「再開容認を撤回」と九電社長に伝えました。

同日午後には冒頭の経産相「辞任」発言が出る騒ぎになりました。
そりゃそうだ!

担当大臣が安全宣言をしたのに上司の首相が「追加の安全対策」を言い出したのだから海江田さんは面子丸つぶれ。
閣内不一致に違いない。
とれで当面提起修理中の原発の順次再稼動との当初の政府と経産省の目論見は崩れてしまった。
もしストレステストが先行するなら原発の再稼動は来年以降とか。
原発反対! 総論賛成各論微妙な浜爺は冬の暖房電力をどうするのか心配になってしまう。


朝日新聞:
海江田万里経済産業相は7日、担当する原子力発電所事故関連の法案の成立に見通しが立った段階で辞任する意向を表明した。停止中の原発の運転再開をめぐる菅直人首相の方針が二転三転していることに不満を募らせ、辞任表明した首相が在任を続けることにも反発している。

 首相は震災復興や原子力政策改革などを掲げて政権運営になお意欲を示しているが、松本龍・前復興担当相に続き原子力政策担当の海江田氏が辞任すれば、政権運営は一層難しくなる。

 海江田氏は、首相が辞任の条件に挙げる第2次補正予算案、特例公債法案、再生可能エネルギー特別措置法案に加え、原発事故賠償の枠組みを定める原子力損害賠償支援機構法案などの成立にめどがつけば、菅政権が続いていても途中辞任する意向。8月中旬までに踏み切る可能性がある。

 海江田氏は7日夕、経産省で記者団に対し、「時期が来たら責任をとる」と明言。辞任時期について「賠償支援法案の成立が節目か」と問われ、「私の中でそういう時期が到来したらということだ」と述べた。

 同日午前の参院予算委員会では、菅政権が全国の原発で行う安全性評価(ストレステスト)に九州電力玄海原発の地元などが反発していると指摘され、「時期が来たら責任を取らせていただく」と答弁。辞任は安全性評価をめぐる政権の対応の混乱の責任をとるためだと示唆した。質疑後、同委民主党理事の川上義博参院議員に「私は辞めます」と語ったという。 (引用終わり)
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