王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

民主党5氏 共同会見

2011-08-28 08:03:01 | 政治
「大連立」前原氏は明言、他氏は慎重…共同会見(読売新聞) - goo ニュース

昨日27日菅後継の5氏による共同記者会見がありました。
ばたばたしていてその場面をTVニュースなりも見ていないので今朝28日ラジオ体操の帰りに読売新聞を買いました。
又今新報道2001で5氏が個別の案件で意見抱負を述べています。

読売紙によれば:
海江田氏が100票前後で先行、前原氏、野田氏、鹿野氏と馬渕氏と続くそうです。
市井の爺にはその様な細かい所はわかりません。
民主党との枠組みで見れば「09年マニフェスト」を捨てられるか否かが国民政党となれるかどうかの鍵だと思います。
浜爺に言わせればこれは1990年に崩壊したソ連邦の社会主義政策のイルージョン(幻影)にしか過ぎません。農家所得個別補償などは本家ソ連邦も驚く国営農業ですよ。

判りやすく言えば徳川末期の「攘夷論」で出来ない事を(いや出来ないからこそ)声高に叫んでいるわけです。
攘夷論を唱えながら兎に角攘夷論には反対の自由党と連立とか強調は自己矛盾なんですね。

尤も自民党始め野党にも攘夷に対抗する「開国論」ほどの物がありません。まあみ党の20兆円程度直ぐ出る辺りは浜爺は買っていますがね。

ついで一般財源と震災復興向け特別財源の問題です。
前原氏の経済成長策から馬渕氏の60年償還の国債依存まで新味はありません。
国債発行算1000兆円は自公政権(ほとんどが自民党政権)のつけですが政権交代によって解決の方針を立てた様子は全く見えません。
09年9月以来「国家戦略の構築」が出来なかった事を示しています。
浜爺の提案は政府の保有外貨1兆ドル(ざっと80兆円)を担保として「復興国債200兆円」程を枠として決め当面50兆円ほどの日銀券(お札)を増発して復旧復興にお金を注入しましょうなんです。つまり菅政権が復興会議とかに丸投げした「復興計画の浜爺版」です。

それと金と政治の問題で議院資格を失った小沢氏と失政で総理を降りた鳩山氏に支持された人が総理になれば「始めに民主党の事情ありき」でせめて衆院解散で民意を問うのが本義だろうと思います。

従って誰がなっても「支持政党なし40%」と野党の共感を得られず早晩行き詰まりでしょうね。
日本国民の苦労苦難はまだまだ続きそうです。


読売新聞:
 菅首相(民主党代表)の後継を決める民主党代表選の候補者5人は27日午後、日本記者クラブ主催の共同記者会見に出席した。

 5人とも東日本大震災と福島第一原発事故への対応を優先課題に挙げた。

 ねじれ国会への対応について、前原誠司前外相は「大連立を前提にすべき」と明言したが、馬淵澄夫前国土交通相は「大連立ありきではない」、海江田万里経済産業相は「国会が(立法府としての)機能を引き続き果たしていくことが必要」と慎重な姿勢を示した。野田佳彦財務相は「与野党の信頼関係を築くべきだ」、鹿野道彦農相は「野党に対して責任をもって話し合いが出来る体制作りが大切だ」と、それぞれ述べるにとどめた。

 東日本大震災の復興における財源について、前原氏は民間資金の活用や政府資産の洗い直し、復興債を挙げた。野田氏は、行革を進めながら、足りない部分について「歳入増加の環境整備を進めたい」とした。鹿野氏は復興債を日銀が引き受けることを検討課題に挙げた。馬淵氏と海江田氏は、「経済の成長を前提にすべき」と強調した。
(引用終わり)

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