ギリシャ 第三党の連立協議も失敗！

第３党の連立協議が失敗＝再選挙回避へ大統領介入―ギリシャ(時事通信) - goo ニュース

報道によれば日本時間１２日未明にギリシャは総選挙の結果、各党が過半数を取れず第一党から始まった連立協議が次々に失敗し第三党による連立協議も失敗し来月やり直し選挙の気配濃厚だそうです。

凄い国ですね！！
人口が１２百万人足らず。財政不安でＥＵの融資を仰がなければならないのですが国民の半数位は「緊縮財政とリストラと市民サービスの切り捨て」に強く反対しているわけですよね。

ＥＵは特別融資の一部を凍結したそうですからギリシャ発の経済不安は一層増幅されるかも知れません。
ユーロ安円高とそれにつられてドル安円高騒ぎになるかも知れません。
何度もこのブログで書いてますが：
「日本も１０００兆円の赤字国債残高に目をつぶって消費税率上げ」で問題が解決するわけがありません！！

ギリシャと来ればソクラテス、ピタゴラスそして民主主義の元祖みたいな思い入れがあるのですがそういう考えの延長上に今の国民が居るのでしょうか？　よく分かりませんが日本人ほど単純で大人しい国民ばかりでないようです。
どんな知恵が出てくるか楽しみに見ています。

浜爺にとってギリシャは全く無縁かと言いますと一点だけ接点が有りました。
２０年も前になりますかバンコクへの格安旅行に家内と末子共々出かけて楽しく遊んだ空港で「オーバーブッキング」で席なし！！
この飛行機会社はオーバーブッキングで有名でしたので早めにチェックインしていたのですがね。
カウンターの人間は慣れたもので「直ぐ後の別会社に振り替える」との事。
その振替機がギリシャ航空だったのです。
マリア・カラスみたいな顔をしたＣＡに案内された席は「なななんとファーストクラス」でないですか！！
ずっと不機嫌だった奥様のご機嫌が途端に良くなりました。
席は広いし快適でしたね！
これがわが人生多分１回だけのファーストクラス登機でしょう。　わははは！
降りる際マリア・カラス」に」ききました。ギリシャ語でありがとうは何ていうの？
それは「エフハリスト」でした。
ギリシャ国民の選択が日本に良い見本を見せてくれる事を期待します。
上手くいったら「エフハリスト！」
見守っています。


写真:ソクラテス

時事通信：
【ジュネーブ時事】混迷するギリシャの連立協議で、調整を主導していた第３党、全ギリシャ社会主義運動（ＰＡＳＯＫ）のベニゼロス党首は１１日、連立工作が失敗したことを明らかにした。反緊縮財政を主張する第２党の急進左派連合（ＳＹＲＩＺＡ）との交渉が行き詰まった。

　ベニゼロス氏は会談後、「１２日にパプリアス大統領に（組閣断念を）報告する。各党はそれぞれ責任を引き受けることになる」と述べた。

　第１党の新民主主義党（ＮＤ）、ＳＹＲＩＺＡに続きＰＡＳＯＫも連立協議に失敗したことで、憲法の規定により、大統領は１２日にも救国内閣樹立を目指し調整に入る。それでも各党が合意できなければ６月中旬に再選挙となる見通し。再選挙の流れが一段と強まったことで、政局の混乱は必至だ。

　ベニゼロス氏は１１日午後、ＳＹＲＩＺＡのツィプラス党首と会談、挙国一致内閣への参加を要請した。しかし、ツィプラス氏は「緊縮路線を敷いた与党ＰＡＳＯＫとＮＤが組む連立への参加拒否はギリシャの民意」と強硬姿勢を崩さなかった。　
(引用終わり）