王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ギリシャ国債 CCCに格下げ フィッチ社!

2012-05-18 06:27:29 | 海外
ギリシャをCCCに格下げ=ユーロ離脱懸念で―フィッチ(時事通信) - goo ニュース

17日各付け大手のフィッチ・トレーヂングス社がギリシャの長期国債の各付けを「Bマイナス」から「CCC」引き下げたそうです。
その心は「ギリシャ国債は債務不履行の可能性あり」との見立てです。

各国はそれを織り込み済みでしょうが深刻さは」一段と増すわけですよね。

肝心のギリシャ政権は成立せず来月17日にやり直し総選挙で「緊縮財政反対か?賛成か?」が問い直されるわけです。
どうなりますかね?

EUの推進器である独仏ですが仏の新政権は緊縮財政ノン!で公務員を増やし雇用を拡大するそうですがそのお国の事情を抱えてギリシャ問題にどう取り組むのでしょうね?
日本の消費税率上げに参考になりそうです。
ギリシャはデフォルト常習国だそうでデフォルトになったらどう対処するのかしっかり見ておきたいものです。
仮にギリシャの新政権が緊縮政策を取らねばEUは緊縮の条件を緩和して融資を続けるかEUには留めるも通貨はギリシャ通貨を認めるか或いは離脱(曖昧な表現ですが)と言いながらEUから追い出すのかギリシャが出てゆくのかでEUの結合具合い対する影響が違うかもしれません。
ソ連政権の崩壊以降東欧の諸国を取り入れ拡大の一途を辿ったEUですが「大きい事は良い事だ!」をそもそもを考え直す時期になっているのですよ!
まあそれは大局を見ている訳ですが目の前ではイタリア、ポルトガルなどの国債各付けにギリシャ問題が飛び火すれば(現にしている)応急手当ても必要なわけです。メルケル・オランドコンビがどんな手を考えるでしょう?
戦争をしないで解決するには「新ユーロを出して旧ユーロを償却する」様な大ナタを振るう事をお勧めします。
さてどうなるでしょう?
しっかり見守りましょう。


写真:S&P社の格付け(11年9月頃)

時事通信:
【ニューヨーク時事】格付け大手フィッチ・レーティングスは17日、ギリシャの長期発行体格付けを「Bマイナス」からデフォルト(債務不履行)の可能性があるとされる「CCC(トリプルC)」に1段階引き下げたと発表した。総選挙で緊縮財政策への反対派が躍進したことや、その後の連立政権の樹立失敗で、同国がユーロ圏から離脱する可能性が高まっていることが理由。

 フィッチは、6月の同国再選挙の結果、欧州連合(EU)などが求める緊縮財政路線を維持する政権が誕生しなかった場合、「ギリシャがユーロ圏から離脱する可能性があり、その結果、広範なデフォルトが起きる恐れがある」と指摘した。 
(引用終わり)


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