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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

麻生副総理 改憲はナチ手法で を撤回!!

2013-08-02 07:39:03 | 政治
「国際社会、敵に回す」 政権に麻生ショック(朝日新聞) - goo ニュース

別紙によれば29日麻生副総理は都内のある会議に呼ばれ「ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。誰も気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうかね」などと語った。
そうです。

これは日本国憲法の改正の手口に使ったらどうか?!との文脈の中で語られました。
この発言が内外で批判を読んだので(安倍政権の意向もあり)昨日1日ナチ政権を引用する部分の発言を撤回しました。
麻生氏は発言を撤回しましたから、その内容を余り責めても意味ありませんが「1932年ワイマール憲法下でナチ政権は議会の承認を得ないで法案を成立することが出来る全権委任法を成立した所にドイツ国権掌握の秘密が有りました」何故そうなったかはナチ政権下でもたらされた「計画経済によるインフレのない経済好況(失業の解消)」がありそれをドイツ国民が熱烈に歓迎したからです。

麻生氏にその視点は無いようですが全体の文脈は「改憲はナチ政権式に静かにやろう!」との提言に聞こえます。
政治家は「文脈の一部を意図的に切り取って発言を批判される恐れのある仕事です」。それだけに「微妙な問題」については身長で丁寧な発言が必要になります。
橋下大阪市長の「従軍慰安婦発言」にも言葉足らずの部分がありました。
さて安倍政権の副総理にして財務大臣が「改憲論で失言しそれを撤回するだけで済むでしょうか?」
野党は手ぐすね引いて待っている様です。
麻生ノミクスで日本国民が熱狂するほどの経済回復を実現したら変わるかも知れませんよ?


写真:麻生副総理

朝日新聞:
安倍政権は麻生太郎副総理による「ナチス発言」で早期の幕引きを図ったものの、政権ナンバー2が抱えるリスクだけに収束するかは不透明だ。安倍晋三首相が進めようとする「安倍色」の政策実現にも影を落としかねない。

 麻生氏の発言撤回を受けて、政権幹部らは一斉に幕引きムードを演出した。

 菅義偉官房長官は1日の記者会見で「本人も発言を撤回したし、安倍内閣としてナチス政権を肯定的にとらえることは断じてない。私の会見で、みなさんにご理解いただきたい」と理解を求めた。古屋圭司国家公安委員長は東京都内で記者団に「副総理もピシッと正式に撤回したから、これで一件落着じゃないか」と述べ、政府高官も「今日で幕引きだ」と強調した。
(引用終わり)
コメント (1)
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