王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

イプシロン 打ち上げ中止!!

2013-08-28 07:53:42 | 科学
「機体に異常はない」と強気な姿勢崩さず イプシロン打ち上げ中止(産経新聞) - goo ニュース

昨日27日午後1時半頃は内之浦の(多分)打ち上げ上げ基地からJAXAのイプシロンロケットが打ちあがる予定でした。
その後のニュースで打ち上げ19秒前にシステムが異常を感知して発射を終始したそうです。
理論的にはパソコン2台で打ち上げが可能なほど自動化が進んでいて打ち上げ経費も従来の半分になるとか言われていました。
半分でも40億円前後だったと思います。
さてさらにその後「打ち上げ中止はロケットの発射姿勢に異常を感じたため」とされていましたが「姿勢に異常はない」事が判ったそうです。
今朝のTVニュースショーで「情報伝達の過程に不都合か?」とJAXAの小父さんがかたり対策は講じられると語っていました。

打ち上げてから「機体に異常が有り爆破」では機体製作費も打ち上げ費用もパーですが、事前に中止になりましたから「金も問題よりJAXAの技術に対する信頼性の欠如」が起きたでしょうね。
夏休みの最後で内之浦基地は大勢の見物客が押し寄せていたそうです。中でも小学生の複数人が「中止を聞いて」泣き出したそうです。
何となく気持ちはわかります。
打ち上げは厳然たる科学技術の集積で決まる事ですが、事実上「打ち上げイベント」で内之浦周辺が沸き返った居るのですからJAXAは「打ち上げについて」慎重にして丁寧な準備が必要でした。
30日にも再打ち上げとの情報が有ります。拙速で小学生を又泣かすような事が無い様お願いします。


写真:内之浦のイプシロン

産経新聞:
カウントダウンが終わっても微動だにしないロケットに何が起きたのか-。イプシロン初号機の打ち上げ中止に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)内之浦宇宙空間観測所は27日、慌ただしい空気に包まれた。森田泰弘プロジェクトマネージャは会見で「すぐに対策を講じられる」と述べ、強気な姿勢を崩さなかった。

 午後4時半、会場に現れた森田氏の表情に動揺の色はなかった。冒頭で「延期は大変残念。ご迷惑をおかけし申し訳ない」と謝罪したが、報道陣の質問に「深刻でないと言うと不謹慎だが、すぐに対策を講じられる」「機体に異常はない」と、致命的なトラブルではないとの認識を示した。

 前日の会見で「絶対成功間違いない」と強い自信を見せていた森田氏。これについて問われると「不手際だったと見えるかもしれないが(自信は)変わらない。何も知らずに飛ばすのが一番危険」と答えた。

 視察した山本一太宇宙政策担当相は「これにより宇宙政策が後退してはならない。ぜひ成功を見届けたい」と、今後の打ち上げに期待を寄せた。
(引用終わり)
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