王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

舛添都知事 言語明朗 意味不明 !!  

2016-05-13 21:06:45 | 政治
舛添都知事、45万円分を返金へ「私的な支出誤り計上」

昨日13日午後2時頃都庁で定例記者会見が行われましたが実は舛添知事の政治資金収支報告書の記載に対する「文春の指摘」に対する精査の結果を公表する釈明会見になりました。
舛添氏は音吐朗々、言語明晰に精査の結果を公表しました。
しかし浜爺には何とも納得の出来ない結果でした!

代表例として新年に家族と泊ったホテル代について「緊急に政治案件が起きたので(政治に関する)幹部を集めて意見交換」した。だから「政治資金」として処理したと釈明しました。??

浜爺は元気な頃大手会社に勤務していて「会社の経費」に掛かる出費(今回の様に外部の人が私的支出の一部に混ざるとしたら)は業務日誌にその目的を記し相手方の名前と人数を明記しなければ社内の監査は通りませんし当然税務当局の査察にも通りません。

最大の問題は舛添氏ほどの政治家にして「政務日誌」「業務日誌」「公務日誌」等日時に一貫性のある「手帳、ノートや大判の日記帳」にその日にあった会議、面談、決定事項や相談した事など等をしっかり期さなければいけません。その事が多忙で自分が出来なければ「腹心の部下」か「政務秘書」を雇って完璧を
期すべきでした。
この日のページをコピーして名前の部分を黒塗りで出せばそれで一件落着です。
今回の舛添氏の精査とは「問題の事案について関係者を呼び集め“あの日には【政治の話をしたよなー】と口裏を合わせたか会っていなければ口裏の合わせようもありません」

まあ政治資金の適用先の曖昧さが舛添氏の様なセコイ使い方を産んでいる土台ですが有名人になるに連れて「身を正して対処」するべきでしょう。

ホテル代の件に戻れば「突発的に起きた政治案件なら千葉を取りやめるか止むを得ず関係者を千葉に呼んだなら別室を取りその経費を個人と分ければ良いだけです」
私は都民で有りませんから投票行動に態度を示せませんが都民はどう判断するでしょう。
舛添氏は真摯に答えたと言い不徳をわびました。
都民の反応如何? ですね。
さて週刊文春は他の件も精査中だそうです。
第3ラウンドありそうです。


写真:記者会見中の舛添知事

朝日新聞:
東京都の舛添要一知事は13日の定例会見で、政治資金からの支出を家族旅行にあてたなどと週刊文春に報じられた問題について、調査結果を明らかにした。「私的な支出が誤って計上されていた」とし、知事就任前にホテルや飲食店に支払われた7件計約45万5千円分について、収支報告書を訂正・削除して返金する意向を示した。

 返金対象の支出は、舛添氏が代表を務めていた資金管理団体「グローバルネットワーク研究会」(解散)の2013年、14年の収支報告書に記載されていた。研究会の収入は、舛添氏が代表だった新党改革比例区第4支部(解散)や他の政治団体からの寄付など。

 7件の内訳は、ホテルの宿泊費2件▽イタリア料理店の飲食代1件▽回転ずし店の飲食代1件▽天ぷら店の飲食代3件。

 千葉県内のホテルに13年1月3日と14年1月2日に支払われた計約37万円は、収支報告書に「会議費」と記載されていたが、舛添氏は家族4人分の宿泊費と認めた。部屋で事務所関係者らと国政選挙や都知事選の対応で会議をしたとして「私の認識では政治活動」と述べたが、「誤解を招いた」として返金する。計約8万4千円の「飲食代」には、個人の飲食代が誤って計上されていた例などがあったという。

 舛添氏は収支報告書に計上していた理由に、退職した会計責任者などのチェックが十分でなかったこと、会計責任者に個人資金の管理も任せていたことをあげて、「不徳の致すところ」と謝罪した。今後は総務省に返金の手続きを相談し、収支報告書は政治資金に精通した専門家にチェックを依頼するという。「二度とこのようなことがないようにし、都民のために今まで以上に働く」と話し、知事職は続ける考えを示した。

 舛添氏の前任の都知事は猪瀬直樹氏で、14年に選挙資金疑惑で辞任した。

■舛添氏の説明は釈然としない

 《鳥取県知事や総務相を務めた片山善博・慶応大教授(地方自治論)の話》 会計責任者任せだったという舛添氏の説明は釈然としない。家族との旅行先で事務所関係者と打ち合わせをするという経験は、私にはない。公費で高いホテルに泊まったり、政治資金を私的に使ったり、公私混同という意味で一連の問題はつながっている。全体像は見えず、もしさらに問題が明らかになれば、都民の政治への信頼感が失われる恐れがある。進退については都議会がどう判断するかにかかっているのではない
(引用終わり)
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ブラジル大統領 停職 !! 弾劾裁判開始へ

2016-05-13 08:22:45 | 海外
ブラジルのルセフ大統領停職=上院、弾劾裁判開始決定―スポーツ相も辞任、五輪に影響も

昨日12日ブラジルでルセフ大統領の弾劾裁判を開始する投票が上院で行われ賛成多数で開始が決まりました。
その結果ルセフ氏は最長で180日間の停職となりました。

地球の反対側の政情など浜爺にはどうでも良い事なんですが、今回は八月にオリンピック大会が有りますし選手役員が多数ブラジルに行くのは間違いないでしょうし熱狂的なファンはジガ熱の恐怖もものかわ観戦や応援に駆け付けるのは目に見える様です。
治安や衛生対策果ては一部会場での準備や整備が間に合うのか気になる所です。

さてルセフ大統領は何を咎められているのでしょう。
どうやら国の借金を国営銀行に肩代わりさせ国の財政を(いくらか?)健全に見せていた事が指弾されたようです。日本の会社も良くやった飛ばしですな。彼女は「前からやっている事で私だけが責められるいわれはない」と変な弁解をしています。
前からなら「就任を気に正す」という選択は有った筈です。
弾劾裁判の調査の結果、評決する上院議員がどう判断するか? ブラジルの政治風土が問われます。3分の2が賛成すれば罷免だそうです。
ブラジル五輪が開催される事、それが」無事終了する事! 副大統領の下で暫定内閣が不況を克服する事を願いますがさてそれはどうでしょうか?
政情不安が心配です。


写真:ルセフ大統領(ネットより)

時事通信:
【ブラジリア時事】ブラジル上院(定数81)は12日、ルセフ大統領(68)に対する弾劾裁判の開始を賛成多数で決めた。ルセフ氏は最大180日間の停職となり、大統領府を去った。ブラジルの大統領が弾劾に問われ、停職となるのは1992年のコロル大統領(当時)以来。テメル副大統領が暫定政権を率いる。

 ルセフ氏は今後、最高裁長官をトップとする弾劾法廷で裁かれ、証人喚問などを経て上院の3分の2が賛成すれば罷免される。

 ルセフ氏は12日、弾劾裁判開始決定を受けた記者会見で「弾劾に問われる理由はない。任期満了の時まで闘い続ける」と述べ、改めて徹底抗戦の構えを示した。弾劾裁判は数カ月続く見通し。政治混乱を背景に不安定な社会情勢が続いており、暫定政権が難局打開に行き詰まれば、約3カ月後に迫ったリオデジャネイロ五輪に影響を及ぼす可能性もある。

 スポーツ相を含むルセフ政権の閣僚28人は辞任。テメル氏は12日、暫定内閣を発足させた。1930年代以降で最も深刻とされる不況からの脱却に最優先で取り組む。機能不全が続いた政治の安定と、ルセフ氏弾劾をめぐり対立を深めた国民の融和も大きな課題となる。

 2011年にブラジル初の女性大統領に就任したルセフ氏は、財政を健全に見せるため、補助金などの政府支出を国営銀行に肩代わりさせたとして弾劾に問われた。上院採決では賛成が55人と反対の22人を大きく上回り、大統領罷免に向け勢いが増している。 
(引用終わり)
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