王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ケフィア 返済滞り 詐欺へ ?!

2018-09-04 07:36:15 | 社会
加工食品オーナー募り資金集め…消費者庁が注意喚起

ケイファ事業振興会なる法人なのか単に個人企業なのか報道からでは判りませんが先週中ごろからTVニュースで預り金の返済や利子の支払いが遅れていることが報道されていました。

下の参考記事はそれを受けて31日に消費者庁が社名を公表して消費者に注意を促したとするものです。
しかし事態は急速に悪化し昨日3日ケフィアは東京地裁に破産の手続きをして手続きが開始されたという事です。

被害額も数百億円、2万人から破産手続きでは負債額1000億円、債務者3万人と大幅に増えています。

干し柿やヨーグルトの様な実際に生産コストが掛るものを販売するオーナーとやらになって「年利10%と数か月或いは数年後元本を返せるほどもうかる商売とはとても思えません」がこの低金利時代つい引っ掛ってしまった方が大勢いるのでしょうね。

2日には被害者グループが「出資法違反」の詐欺で訴えを起こす準備をしている様です。
刑事罰を経営者グループに与えるとしても投資?したお金の回収は難しそうな気がします。
この低金利時代(1年定期で年利0.02%からせいぜい0.3%)に「元本保証で年利10%」なんて勧誘にはよくよく注意が必要です。
おれおれ詐欺でも小金もちが多いのに驚きますがここにも小金持ちが居たんですね。
小金持ちのあなたそうあなたですよ!!
儲かる勧誘にはくれぐれも気を付けてください。


出資を募るパンフレット(右端は干し柿)時事通信:

朝日新聞:
加工食品のオーナーを募って現金を集めていた「ケフィア事業振興会」(東京)が、預かり金の返済や利子などの支払いが遅れているとして、消費者庁は31日、社名を公表して消費者に注意を促した。2017年11月〜今年7月末に満期を迎えた契約のうち、少なくとも約2万人に対して340億円の支払いが遅れているという。

 同庁によると、同社は、干し柿やメープルシロップ、ヨーグルトなどの商品のオーナーを募集し、半年で10%程度の利子を付けて元本を戻すなどとする契約で資金を集めた。だが、昨年11月ごろからオーナーへの支払いが滞るようになり、中には8カ月ほど支払いが遅れているケースもあるという。

 同社は、遅延の理由を「解約の増加で資金が減少した」などと説明しているというが、同庁は「正当な理由に当たらない」と判断し、公表したという。
(引用終わり)


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