王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

貴乃花親方 協会を退職 ?!

2018-09-26 08:08:28 | スポーツ
【大相撲】貴乃花親方が日本相撲協会を退職 「真実を曲げられない」と告発状への見解相違を理由に
昨日25日大相撲の貴乃花親方が記者会見し日本相撲協会に引退(退職)届を出し、またかって一門に属していた力士は千賀の浦部屋に転属する事も届けた旨明らかにしました。
引退の主旨は「弟子の貴乃花に対する日馬富士の傷害事件」を協会に報告せず告訴状を提出したことに端を発し協会との見解に溝ができそれが埋められない事の様です。
協会は「告訴は事実無根を認めろ!」そして認めないと「一門に所属できない!」と有形無形の圧力を加えた事のようです。

これに対し協会の広報部長の芝田山親方が「引退届」ではなく「退職届」だろうと指摘の上(多分退職はしていないか?)、協会は「告訴状」に関し圧力等一切かけた事が無い。と反論しました。また千賀の浦部屋への移籍は千賀の浦親方の捺印が無いなど書類上の不備があり現在認めていないと反論しました。

浜爺はこの問題が起きた時から貴乃花による「大相撲はガチンコスポーツ」という考え方に対し協会は「興業」に軸足のあるところに両者の確執があると思っていました。

そして仮に貴乃花の思いが「正しいとして」その進め方に彼に特有の独断、思い込みかつ説明不足が協会関係者や相撲愛好家の共感と理解を得られず、その論争の最中に弟子の十両貴公俊が付け人をぶん殴り怪我をさせル事件が起き「言ってることとやってることが違うでないか!」とさらに世間の共感は薄れるどころか興ざめしたと思います。

千賀の浦部屋への移籍も当事者の千賀の浦親方との綿密な打ち合わせもなかった様でここにも独独断、思い込み先行の幣が出た気がします。
山より大きなイノシシになった貴乃花は山にいられず野に出ることになりました。

たとえ平年寄でも協会に残れば彼の信じる「正しい相撲道」を目指すことに影響を与え続けられるのですが「引退(退職)」が認められて少年相手の相撲道場?教室かも開いてどうなるでしょうかね?
平成の名横綱に名伯楽になって欲しいと思いますが教育とは師匠の人格の弟子への投影ですからね。
50歳にまだ間があるのに大変な決断だっと思います。
頑張ってください!


写真:記者会見での貴乃花

産経新聞:
大相撲の貴乃花親方(46)=元横綱、本名・花田光司、東京都出身=が25日、日本相撲協会に引退(退職)届を提出した。貴乃花親方は東京都内で会見し、内閣府へ提出した協会運営の不備を批判する告発状をめぐる協会との見解の溝を埋められなかったことなどを理由に挙げた。

 親方は今年3月、昨年秋に弟子の貴ノ岩に対し元横綱日馬富士がけがを負わせた傷害事件に絡んで告発状を提出し、その後に取り下げた。親方によると、協会側は「告発状(の内容)は事実無根」とする見解を伝え、親方にも認めるよう要求したという。さらに、無所属で活動していた親方に対して、「一門に属さないと部屋は運営できず、事実無根と認めないと一門に所属できない」などと圧力もかけてきたという。

 親方は「真実を曲げて告発状を事実無根とすることはできなかった。(騒動が長引くことで)弟子を萎縮させたくなかった」などと、決断にいたった経緯を述べた。一方で、「無念というか、悲しい思いです」と悔しさもにじませた。

 優勝22回を誇る「平成の大横綱」が、あまりにも突然の形で角界から去ることになった。
(引用終わり)
コメント
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