王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

岩波書店 台湾は中国の一省 と!!

2017-12-25 07:17:33 | 政治
広辞苑表記に台湾抗議…岩波側「誤りではない」

22日岩波書店は「広辞苑第六版」が「中華人民共和国民国」に関する項目台湾を中国の一部で「台湾省」と紹介したことについて自社ホームページで「記述を間違いであるとは考えていない」と発表したそうです。

この話は10日ほど前に台湾の代表部が岩波に抗議をして訂正を求めた話を読んでいました。
なんと岩波書店のトップと言えば「教養豊かな知識人」とばかり思っていましたがそうでもない様です。

中国が国際社会に復帰するときに「台湾は中国の一部」と当時の中国要人が言ったのですがそれに対する英米の反応は:英文では「中国がそういった事をtake note する」としています。発言した内容を承認したり同意するのでなく、そういったと覚えておきますよ! 
であってその時々の両国間の力関係で重心が微妙に変わるタフにして微妙な言い回しです。
日本は米中国交回復を機に徹底的に台湾と国交を断絶したようですが欧米はもっとしたたかにやっています。
さて実態は北京の支持で中国の軍艦や、戦闘機が台湾の領域に問題なく侵入できる訳も有りませんから岩波書店の見解は偏向がありそうです。
写真は第六版です。

既に「広辞苑第7版」が出ていますがそれはどうなっているのですかね?
図書館に行って広辞苑をさがしてみます。

写真の社長さんは少し左よりかも知れません。
追記:年の暮れ市立図書館に行って問題の第6版の該当項目を読みましたが台湾の抗議したような内容はなくごく穏やかな地理的解説でした。ついでながら三省堂の「台湾」では中国の一省なる政治的記述がありました。
台湾代表部の早とちりですかね? 


写真:岩波の岡本社長(ネットより)

読売オンライン:
岩波書店が発行する辞書「広辞苑第六版」が「中華人民共和国」に関する項目で台湾を中国の一部の「台湾省」と紹介していることについて、岩波書店は22日、「記述を誤りであるとは考えていない」との見解を自社ホームページで発表した。

 この記述を巡っては、台湾の在日大使館に相当する「台北駐日経済文化代表処」(東京)が11日、事実と異なる内容が見受けられるとして岩波書店に抗議し、修正を要望するなどしていた。

 台湾の外交部(外務省に相当)は22日、「中華民国台湾は主権独立国家であり、絶対に『中華人民共和国の一つの省』ではない。記述は事実ではなく、すぐに訂正すべきだ」とのコメントを発表した。

 日本は中国共産党が建国した中華人民共和国と1972年に国交を樹立。このため、共産党との内戦に敗れ、中国大陸から台湾に移っていた国民党の中華民国とは断交となった。
(引用終わり)

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