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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

熊本の荒瀬ダム 撤去開始!

2012-09-02 07:30:23 | 環境
荒瀬ダム、全国初の撤去開始…清流回復へ期待(読売新聞) - goo ニュース

昨日9月1日熊本県八代市の県営荒瀬ダムの撤去作業が始まったそうです。
田中元長野県知事の「ダムはいらない」運動やその他の地区で新しいダムの建設に反対する運動が有る事は知っていました。
さて話題の荒瀬ダムですが地元ではどんな議論があってどんな経過を経て撤去が決まったのでしょう?
勝手な想像ですが保守的勢力の強い県議会でないかと思ってしまうので余計に驚きです。
違っていたら御免なさい。

撤去完了までに5年半掛かるそうです。総工費88億円ですから年16億円位の撤去費用です。
いずれ施設が老朽化した時に撤去する費用を考えれば致し方無いのでしょう。原発施設の廃棄と同じ事ですよ。
その結果漁民が訴える様に球磨川の水質が戻り豊かな魚場が戻ると良いですね。
他のダムや堰が上下流で必要なのかどうかも議論が広がる事そして更に他の県にも広がる事を期待しています。
下線の流域はカマン(common-共同入会地)と考え漁民、農民そして地域の住民の利益を当事者が管理する事が大切と主張する学者さんがいます。声が広がる事を期待しています。


写真:荒瀬ダム

読売新聞:
熊本県 八代 ( やつしろ ) 市の県営荒瀬ダムの撤去工事が1日始まった。

 ダム設置で 球磨 ( くま ) 川の水質が悪化し、漁業に悪影響を及ぼしたと訴えてきた地元住民の活動が実り、撤去にこぎ着けた。代替施設を造らない本格的なダム撤去は全国初で、住民の間には清流回復への期待が広がる。ただ、ほかのダムや 堰 ( せき ) が上流や下流地点にあり、期待通りの成果を出せるかは不透明だ。

 撤去事業費は88億円。計画では、2018年3月までの5年半で完了させる。全国初の事例のため、工事の進め方や今後の環境の変化が注目を集めている。

 この日は作業員10人が生活道路として使われてきた 堰堤 ( えんてい ) の管理橋の両端を封鎖。今後、測量や工事車両のために管理橋の拡幅をし、八つある水門や門柱を段階的に壊していく。
(引用終わり)

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