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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

はやぶさ 砂粒持ち帰り 確認される!

2010-11-17 07:55:41 | 社会
小惑星の砂粒と確認=「はやぶさ」、世界初回収―微粒子1500個分析・宇宙機構(時事通信) - goo ニュース

ざっと7年も掛けて地球に戻ってきた「はやぶさ」ですが6月13日大気圏に突入燃え尽きましたね。
その前に「イトカワ」で回収した砂粒入りのカプセルを放出し、これもオーストラリアの砂漠で無事回収されました。
但しイトカワに着地した姿勢が悪く「回収装置に砂粒の1-2粒でも入っていれば」との願いでした。
昨日16日宇宙航空研究開発機構の発表によれば「回収した砂粒約1500個はほぼ全てイトカワの砂粒」だそうです。
今後の分析でさまざまな貴重な事が判るのだとか。

まさに「Mission Completed(任務完了)」そして「Well done!(よくやった)」ですよね。
すでに何度も書かれていますが「4つのエンジン全てが故障。個々のエンジンの生きてる部分をつないで1個のエンジンとして機能させるなど奇跡に近いしなやかで強かな運用振り」で一口で「一点豪華でガラパゴス化」しがちな日本製品とは思えない様な使い勝手のタフさに感動を覚えていました。その再演ですね。一粒で二度美味しいを演じて見せてくれました。
関係者の皆さんご苦労様でしたね。
何だか暗い話が多い昨今でしたが明るい気分になりました。


時事通信:
宇宙航空研究開発機構は16日、小惑星「イトカワ」から帰還した探査機「はやぶさ」のカプセルに入っていた微粒子約1500個を調べた結果、ほぼすべてをイトカワの砂粒と確認したと発表した。小惑星の砂粒回収は世界初の快挙。今後の分析成果は、約46億年前に誕生した太陽系や地球の形成過程、生命の起源の解明に役立つことが期待される。

 開発責任者を務めた宇宙機構の川口淳一郎教授は記者会見し、「7年間の飛行が本当に完結して良かった。信じられないくらい幸運だ」と話した。

 微粒子にはカンラン石や輝石などがあり、これら鉱物の割合や、含まれる鉄とマグネシウムの比率を調べた結果、地球の岩石ではなく隕石(いんせき)の特徴と一致。はやぶさがイトカワ近くで観測した地表成分データとも整合した。宇宙機構は外部の有識者を交えた検討会で、10日にイトカワの砂粒と断定した。

 地球にほとんどなく、隕石に含まれる硫化鉄の結晶が見つかったことも決め手となった。分析チームの中村智樹東北大准教授は「隕石のふるさと(の大半)が小惑星であることが、これで確定した」と話した。カプセルには未開封の部分があり、宇宙機構は今月末にも内部を調べる。微粒子は来年1月をめどに大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)などで詳しく分析し、年代や生命につながる有機物の有無などを探る。  (引用終り)

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