王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

日本振興銀行元会長 木村剛氏 逮捕

2010-07-15 07:42:05 | 社会
東大→日銀→コンサル→金融行政の顔 木村容疑者(朝日新聞) - goo ニュース

昨日14日銀行法違反(検査忌避)容疑で逮捕された木村剛氏の顔は小泉政権下で財務相竹中氏と一緒に良く見たものですよ。
東大→日銀→金融コンサル→政府不良債権処理チーム座長とエリートコースかどうか議論はあるが上昇志向の強そうな見事な軌跡を書いていた。

そして日本振興銀行の設立と社長就任そして会長と栄達。しかしついに逮捕と落ち目の上に縄目の恥を蒙る事になったのであろうか?

容疑は立場を利用して金融庁の検査を妨害する目的で「社内メールの削除を命じた」のだとよ。
昔語っていた「厳しいガバナンス」はどこに行ってしまったのだ。

傘下ネットワークなる企業グループへの迂回融資を隠す目的があった様だ。
その迂回先の一つに大物にこのブログでも6月に書いたSFCGの元会長大島健伸の姿が見えるらしい。
どんなドロドロが出てくるのか? 木村容疑者は犠牲者なのか仕掛人なのか? 捜査の行方と容疑の裏側から目が話せません。


朝日新聞:
銀行法違反(検査忌避)容疑で逮捕された日本振興銀行前会長の木村剛容疑者(48)はその持ち前の「突破力」で金融業界を切り開いてきた。

 1962年に富山県に生まれた。県内の進学校で所属していたサッカー部では、センターフォワードとして攻め続けるプレースタイルだった。85年に東大経済学部を卒業し、日銀に入行するエリートコースを歩み続けたが、98年に日銀を退職。金融コンサルタントを始めると、経営責任を取らない銀行経営者や銀行となれ合う金融庁への批判を繰り広げ、世間で注目された。

 当時の竹中平蔵金融相に気に入られ、02年に不良債権処理チームに起用されると金融「行政の顔」となり、メディアにも再三にわたって登場した。勢いに乗って、「不良債権の認定を受けたなら、銀行経営者は当局の判断に従うか、辞めるかしかない」と銀行経営者に対して、強気の発言にさらに磨きがかかった。

 日本振興銀行の設立を発表した03年に出版した著書では「日本一厳しいガバナンス体制を整備した」と胸を張った。「金融庁に常駐検査官を1人派遣していただきたい」と語っていたが、木村前会長はその金融庁の検査を妨害した疑いで今回逮捕された。

 木村前会長は、振興銀の会長職にありながら、銀行の融資先や出資先の企業をまとめた「中小企業振興ネットワーク」の理事長も務めた。

 「ネットワークとともに生きていくのが、みなさんの生きる道です」

 今年1月、横浜市の会場にネットワーク企業の社員約3千人が集まった。「第1回ネットワークフェスタ」。木村前会長は壇上で身ぶり手ぶりを交えながら中小企業振興ネットワークの重要性を訴えた。木村前会長が閉会の際に会場の社員と連呼した。「イエス・ウィ・キャン」(引用終わり)

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2 コメント

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木村剛 (おのま@カナダ)
2010-07-16 05:29:52
私が小泉竹中や日本のマスコミがインチキだと断じる理由のひとつが、木村が迂回融資なるものをやっているのに何のおとがめがなかったことでした

ようやく木村が逮捕されたとはいえ、今回も迂回融資についての言及がないので半分白けた気分で見ています

竹中逮捕になったら白けた気分が解消されるかもしれませんが・・
返信する
骨が無いですね (浜の偏屈爺)
2010-07-18 09:59:41
斧魔様 お早う御座います。
木村容疑者が懐にした巨額の金は何処に消えたのでしょうね。
もう少し調べが進むのが楽しみです。
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