昨日25日、東京電力は福島第1原発の処理水海洋放出を始めた24日に周辺海域で採取した海水を分析した結果を公表しました。
東電による好評の映像(ネットより)
「放射性物質トリチウムの濃度が検出限界値(1リットル当たり10ベクレル程度)未満だった」と発表した。放出中断の基準とする1リットル当たり700ベクレルを大幅に下回った。
東電のポータルサイトを見ると「なるほど、毎日アクセスして変化をみられる仕掛けになっていました」。当然ですが当初設定した基準値以下で何よりでした。これを30年間にわたって誠実に行ってゆくわけですから、きちんと正しく行われるか、誰かがどこかで「見守り」をしないと、飽きっぽい日本人がどこまで続けられるか怪しくなります。周辺の県民としては静かに見守り続けるしかありません。水産庁なども放出水のトリチュームの分析を行うようですから、しっかりモニターして欲しいものです。
写真:処理水の放出が始まった福島第1原発=25日
河北新報社:
東京電力は25日、福島第1原発の処理水海洋放出を始めた24日に周辺海域で採取した海水を分析した結果、放射性物質トリチウムの濃度が検出限界値(1リットル当たり10ベクレル程度)未満だったと発表した。放出中断の基準とする1リットル当たり700ベクレルを大幅に下回った。放出後の結果公表は初めて。
原発から半径3キロの10地点で海面付近の海水を採取し、結果を早く得るため検出限界値を通常の海域モニタリング(1リットル当たり0・1~0・4ベクレル)より引き上げて測定した。1カ月程度は毎日実施し、午後5時ごろに前日分の結果をウェブサイトなどで公表する。
広報担当者は「異常な値が出ていないことを確認した。分析を続け、迅速に分かりやすく説明することで(海洋放出への)懸念を払拭したい」と説明した。
海水で希釈した放出前の処理水のトリチウム濃度も調べた。1リットル当たり142~178ベクレルで放出基準の1500ベクレル未満を大きく下回り、処理水と海水の割合などに基づく計算値と同程度だった。
東電は2023年度、処理水約3万1200トンを約7800トンずつ4期間に分けて処分する計画。1日当たり約460トンの処理水を約34万トンの海水で約740倍に希釈し、海に流す。
海洋放出は24日午後1時3分に開始し、25日午前0時までの初日の処理水放出量は約183トンだった。
(引用終わり)
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