16日国土交通省は、ここをクリック⇒「ダイハツ工業が型式の認証試験で不正を行っていた問題」で、特に悪質な3車種について量産に必要な「型式指定」を取り消す手続きに入ったとマスコミ各紙が伝えました。
特に悪質な3車種について量産に必要な「型式指定」を取り消す手続きに入ったそうで、23日のダイハツに対する聴聞会を経て取り消し処分となる様です。
型式指定の取り消し対象は、ダイハツのインドネシア工場で生産してきた商用車「グランマックス」と、OEM(相手先ブランド)供給しているトヨタ自動車の「タウンエース」、マツダの「ボンゴ」の3車種6型式。前面衝突試験で、本来は衝突センサーが検知してエアバッグを作動させるべきところをタイマーで作動させていた。
過去販売分も含め何万台にもなる数ですから、その後の諸手当が問題山積かも知れません。その間に生産が出来ない状態が続けば、ダイハツとその生産工場
の下請けはもとより親会社トヨタの経営にも深刻な影響が出そうです。
ここ数日スマホのニュースでトヨタ風経営風土とブリジストンの創業者石橋氏の経営理念に関する違いを指摘する記事を目にします。勿論後者の宣伝に頼らない従業員の育成と良品質でユーザーの信頼を得る点を正しいと断じていました。
大きな問題でしょうね。
写真:斉藤国交相から是正命令書を受けるダイハツの奥平社長(右)
毎日新聞:
国土交通省は16日、ダイハツ工業が型式の認証試験で不正を行っていた問題で、特に悪質な3車種について量産に必要な「型式指定」を取り消す手続きに入った。道路運送車両法の規定に基づく措置。23日にダイハツに対して聴聞を行い、結果を踏まえて取り消し処分を行う。また斉藤鉄夫国交相は16日、ダイハツの奥平総一郎社長に是正命令を手交、1カ月以内に再発防止策を出し四半期ごとに実施状況を報告するよう求めた。
型式指定の取り消し対象は、ダイハツのインドネシア工場で生産してきた商用車「グランマックス」と、OEM(相手先ブランド)供給しているトヨタ自動車の「タウンエース」、マツダの「ボンゴ」の3車種6型式。前面衝突試験で、本来は衝突センサーが検知してエアバッグを作動させるべきところをタイマーで作動させていた。2023年12月21日から24年1月9日まで立ち入り検査を行い、報告があった46車種142件の不正行為を認定。試験車両に不適切な加工を行うなど新たに14件の不正行為を確認した。斉藤国交相は16日の閣議後会見で「自動車認証制度の根幹を揺るがし、日本の製造業の信頼性に関わる大きな問題」と厳しく指摘した。
ダイハツは国内で生産する全車種の出荷を停止している。インドネシアとマレーシア工場は23年末に出荷を再開したが、インドネシアで生産していた今回の3車種は新たに型式指定を取らない限り量産できない。ただ、ユーザーが所有している車はそのまま使用できる。国交省は不正が確認された現行の27車種と生産終了した18車種について、ユーザーの安全を確保するために道路運送車両法の基準に適合しているか確認する試験を実施しており、結果は順次公表する。今回の3車種も確認試験で不具合が見つかれば同社にリコール(回収・無償修理)などの対策を課す。
ダイハツは22年度にグランマックスを6万7834台生産し生産累計数は23年3月時点で92万7990台。タウンエースは販路が異なる「ライトエース」も含め22年度に2万8381台、ボンゴは同2100台生産した。
国は燃費不正が相次いだため、17年に法改正し型式指定の取り消しを可能とした。22年に日野自動車で23年には豊田自動織機で型式指定が取り消されている。
(引用終わり)
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