王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

二階氏、五輪中止言及は「何が何でも開催かと問われれば、違うという意味」

2021-04-16 09:48:34 | 東京五輪
昨日15日自民党の二階幹事長がTVの収録で「東京五輪の中止の可能性」につき言及した事に賛否両方のコメントが有った様で、その対応でしょうか二階幹事長が「東京五輪は成功させたい。安全、安心の開催に向け課題を一つ一つ解決した行くことが大切。(その上で課題の解決が難しければ)何が何でもやるのかと問われたら、そうではない」との意味とコメントを出しました。二階幹事長程の影響力有る方が録画と音声付きで語るにしては重大すぎる内容かと思いました。
しかし、これだけ新型コロナウイルスの感染者が増え、その原因の半分は「異種型ウイルス」による様で感染抑圧が外出自粛とソーシアルディス程度では困難ではないかと思える事態が起きている訳ですから、東京五輪の開催に強い発言力のある方が「密かに中止を考慮に入れて準備するのは当然」とも思いました。そこで思い出したのが要路の人は大方針と反対の現象が起きた時に手を打っておかなければならないと言う事でした。
たまたま最近浅田次郎先生の「終わらざる夏」を読む機会が有りました。もう7-8年前の作品です。昭和20年7月(1945年)大本営の高級参謀の中に日本の無条件降伏があり得ると判断し、個人の配慮で「降伏の為、米軍との折衝要員の配置をする手配を始めます」、その1方面にアリュ―シャン列島の最北端の占守島に送られる通訳要員と同伴の2名が居て、この3人を巡り、大本営の見通しと異なりソ連軍の南下が8月15日(日本の連合国な対する降伏)以降に起こり3人は日本人らしく死んだり生き残ったりします。二階幹事長は密かにやれば義人でしたがTVでやってはover presence (やりすぎ)でしょう。でも誰かが菅首相や小池都知事に変わって汚れ役を受けくれないと、予想外の方向が起きると大変と思った次第でした。

写真:衆院本会議に臨む自民党・二階俊博幹事長=15日午後、国会(春名中撮影) 

産経新聞:
 自民党の二階俊博幹事長は15日、同日のTBSのCS番組収録で、7月に開幕する東京五輪・パラリンピックについて、新型コロナウイルスの感染状況次第で中止も一つの選択肢との考えを示した自身の発言に関して、コメントを発表した。コメントの全文は次の通り。
 「本日、私が東京オリンピック・パラリンピックの中止について収録番組で発言したとの一部報道がありました。東京オリンピック・パラリンピックは、ぜひ成功させたいという思いであります。そのためにも、安全・安心な大会の開催に向け、色々な準備やなすべきことを一つ一つ解決していくことが重要です」
 「その上で、何が何でもオリンピックとパラリンピックを開催するのか、と問われれば、それは違うという意味で申し上げたところです」
 「そもそも大会開催の可否は、関係者が決定することであり、現在、関係の「」皆さまが開催に向けて懸命の準備をされています。私ども自民党としては、安全・安心な大会の開催に向け、しっかり支えていくことに変わりはありません」
(引用終わり)

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