3日 英国、チャゴス諸島をモーリシャスに返還 インド洋の戦略的要衝

英国が３日、インド洋の戦略的要衝チャゴス諸島をモーリシャスに返還すると発表したそうです。

【英政府は３日、インド洋の戦略的要衝チャゴス諸島をモーリシャスに返還すると発表した。強制移住させられたチャゴス諸島の元住民は帰還が可能になる一方で、チャゴス諸島のディエゴガルシア島にある英米軍基地は英国が保持する】と報じられました。

「モーリシャスは１９６８年に英国から独立したが、英国はその３年前の６５年にチャゴス諸島を英領に編入した。７０年代初頭、チャゴス諸島で最大のディエゴガルシア島に空軍基地を建設するにあたり、約２０００人の島民がモーリシャスやセーシェルに強制移住させられた。

国連は１９年、英国がチャゴス諸島の管理を放棄すべきとする拘束力のない決議を採択していた」と補足説明されています。

付近の概略図（ネットから）

長い歴史の中で「英国は主権をモーリシャスに返還したがチャゴス諸島のディエゴガルシア島にある英米軍基地は英国が保持してインド洋に英米の軍事展開を強化し維持するように見えます。

日本は米欧側の目メンバーですから「この辺りがロ中の影響下になったら輸入物資の往来に差しさわりが出そうです。まあ､ホッと一息ですかね？！

写真：ディエゴガルシア島の石油施設と滑走路

ロイター：

［ロンドン　３日　ロイター］ - 英政府は３日、インド洋の戦略的要衝チャゴス諸島をモーリシャスに返還すると発表した。強制移住させられたチャゴス諸島の元住民は帰還が可能になる一方で、チャゴス諸島のディエゴガルシア島にある英米軍基地は英国が保持する。

英政府は、ディエゴガルシア基地の運用は合意により保護されるとした。

バイデン米大統領は合意を歓迎し、次の世紀まで空軍基地の効果的な運用を確保できると述べた。

「ディエゴ・ガルシアは米英共同の軍事施設であり、国家、地域、そして世界の安全保障において重要な役割を担っている」と声明で表明した。

ラミー英外相は「今回の合意は、重要な軍事基地を将来にわたって確保するもので、世界の安全保障を守る上でわれわれが果たす役割を強化する」と述べた。

モーリシャスは１９６８年に英国から独立したが、英国はその３年前の６５年にチャゴス諸島を英領に編入した。７０年代初頭、チャゴス諸島で最大のディエゴガルシア島に空軍基地を建設するにあたり、約２０００人の島民がモーリシャスやセーシェルに強制移住させられた。

国連は１９年、英国がチャゴス諸島の管理を放棄すべきとする拘束力のない決議を採択していた。

（引用終わり）