王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

レバノンが初のデフォルトへ=政情不安、混乱に拍車も

2020-03-08 08:56:01 | 海外
7日レバノン政府は9日に償還期限を迎える外貨建て国債12億ドル(約1260億円)の返済について「財政難を理由に見送る」と発表しました。 ガーン >
デフォルト(債務不履行)宣言ですね!
外貨準備は100億ドル程度で、これまでもドルは海外に逃避してきた様ですが、取り付け騒ぎでしょうかね?!

レバノンと聞くと20年ほど前の映画「スパイゲーム」を思い出します。
CIAにリクルートされた若いブラッド・ピットが銃弾の飛び交う市内で大活躍していました。
下の写真は市内の荒れた様子を映しています。
向かって左がブラピ (ネットより)

次が昨年末から新年に掛けて元日産の会長だったゴーン氏の逃亡先として、ここをクリック⇒マスコミに取り上げられました。

さて、デフォルトで財政再建をするとして、どこの誰がドルを注ぎ込みますかね?
IMF? ADB? AIIB(アジアインフラ投資銀行ーー中国が核の新米金融機関です)しかーし、新型コロナウイルス問題で昨年迄と絵が変わりました。 頭のハエを追うのに精一杯でしょうか??
一説ではロシアがテコ入れするかなんて怖ーい話もあります。
50年ローンで国内に駐留軍を配置、イラク南部と直結し地中海への道が開ければ、伝統の「南進政策の完成」で100億ドル位安いもんだとプーチン大統領は嘯くかも知れません。 冷や汗 >
あのゴーン氏ですから全財産をドルに換えてレバノンに持ち込むなんてうぶな事はしてないと思いますが,インフレは急騰し富裕層周辺の治安は悪化し住み辛い環境になるのは間違いなさそうです。
「ざまー見ろ!」なんて品の無い事を言ってはいけません! 戦前戦後の宗主国はフランスでした。
中東のパリとか!
どこの誰が渦中の栗を拾いますかね?
落ち着くまで、平均以下の方は大変ですね。
静かに見守ってみましょう。

写真:映像 トルコの南がイラクそのまた南西がレバノン(ネットより)

時事通信:
【カイロ時事】レバノン政府は7日、今月9日に償還期限を迎える外貨建て国債12億ドル(約1260億円)の返済について、財政難を理由に見送ると発表した。レバノンがデフォルト(債務不履行)に陥るのは初めて。同国は長年の汚職や政情不安を解消できず、深刻な財政危機に見舞われている。
 レバノンは経済低迷で外貨準備高が急減。公的債務残高は国内総生産(GDP)の約170%で、世界でも最悪レベルになっている。ディアブ首相は7日の演説で「国が対処できる債務水準を超えてしまった。危険水域に低下した外貨準備は国民のニーズのために使う必要がある」と説明。銀行などに債務再編を求める方針を示したが、協議は難航しそうだ。
 財政悪化に苦しむレバノン政府は昨年10月、通信アプリの無料通話への課税案を発表したが、市民の抗議デモを受け撤回した。しかしその後、国際送金や米ドル預金引き出しを制限。通貨レバノン・ポンドの急落を招き、反政府デモで暴徒化した市民と治安部隊の衝突も起きた。
 今後の債務再編で、政府は痛みを伴う改革や緊縮策を余儀なくされるとみられ、国民の反発が激化する可能性もある。 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【新型コロナ】マスク高額転... | トップ | 政府のマスク買い取り供給に... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

海外」カテゴリの最新記事