2日ほど前からNY株が反発しきれないのは銀行関係株に不安があるからとコメントされていました。どうやらその一部が明らかになりました。
10日(現地時間)米連邦預金保険公社(FDIC)は、カリフォルニア州に本店を置くシリコンバレー銀行が経営破綻したと発表したそうです。
米メディアによれば、リーマン・ショックの起きた2008年以来、最大の米銀破綻となるそうですが、リーマンショックは金融業界に広く問題が起きましたが、シリコンバレー銀行の場合は、当面この銀行だけで済むのかどうか? 見極めないといけません。
シリコンバレー銀行はシリコンバレーなどの新興企業を主な取引先とし、昨年末時点の総資産は2090億ドル(約28兆円)、預金総額は1754億ドル(約24兆円)だった。カリフォルニア州などに17の支店を持つ。別紙によれば全米16位の資産規模だそうですから、かなりな銀行です。
同行は米連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げによって取引先の新興企業の資金繰りが悪化し、預金額が減少した。市場からの信用不安を招き、同行を傘下に持つ金融グループの株価も暴落していた。IT関連業界に関係の深い銀行がまだ出るかも知れませんね。しばらく目が離せません。
読売新聞オンライン:
【ニューヨーク=小林泰裕】米連邦預金保険公社(FDIC)は10日、カリフォルニア州に本店を置くシリコンバレー銀行が経営破綻したと発表した。FDICが管財人となり、同行の預金を保護する。米メディアによれば、リーマン・ショックの起きた2008年以来、最大の米銀破綻となる。
シリコンバレー銀行はシリコンバレーなどの新興企業を主な取引先とし、昨年末時点の総資産は2090億ドル(約28兆円)、預金総額は1754億ドル(約24兆円)だった。カリフォルニア州などに17の支店を持つ。
同行は米連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げによって取引先の新興企業の資金繰りが悪化し、預金額が減少した。市場からの信用不安を招き、同行を傘下に持つ金融グループの株価も暴落していた。
FDICには現在、米国の約4700の金融機関が加盟する。加盟銀行が破綻した場合、1人当たり原則25万ドル(約3400万円)までの預金額が保護される。
〈引用終わり)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます