480全議席が確定(読売新聞) - goo ニュース
衆議院総選挙の結果480議席が決まりました。
念のためと思って朝5時半に買ってきた朝刊の中で産経は民主304と報じています。確定版でなかったのでしょうかね?
民主党308自民党119が確定の議席のようです。
政権交代が実現しました
民主党は社民党と国民新党とで連立政権協議を行うようで上手く機能すれば衆参両院で多数を制する安定政権になる可能性が大となります。
さて自民党は大雑把に言えば戦後64年間日本の政治中枢を押さえてきました。
戦後の「米ソ冷戦構造」の下で「ソ連の日本共産化」を防ぐため「自民党内の派閥の間で親米反ソ政権をたらい回しをして社共に政権を与えない」手法はそれなりの成功を収めましたが「多数工作のための金権政治、要職のばら撒き」等で腐敗してゆきました。田中角栄の手法が典型でしょう。
水も長いこと流れなければ腐るとの喩えの様に自民党は一党で政権維持が出来なくなると時の第三党と手を結び政権を維持綻びを繕ってきましたがついに下野する事になりました。
上の政治体制を保守合同以降は「55体制」と呼びますがソ連邦崩壊後は与党=親米、野党=親ソとの単純構造とそこから来る対立は無意味なものになりました。
今民主党が気をつけなければいけないのは「少数の社民党」に引きづられ「憲法9条死守」「自衛隊海外派遣反対」=「反米政権」となってしまう事です。
自民党のここ10数年の誤りは第二党である民主党と政策協定をする事無く第三党の公明党と癒着して国会運営をしてきた事でしょう。これは自民党内の派閥が第二勢力と第三勢力が野合して第一勢力を凌いでしまうやり口の写しです。
来年夏の参議院選挙までに民主党は「国民に何らかの成果を示さねばなりません
そんな時間制限の中で党内の極左或いは連立党の観念主義を廃し自民党の中間派と手を結ぶなんて高等政治が出来るとは思えません。
しかし腐っても鯛。119議席は国民が支持をして衆議院第二党なのですからこの部分との政策協議は国民の団結には必要なのですがね。
民主党政権幹部が「現実的思考」を重ねると「民主党の右寄りと左よりの分裂」「民主党右寄りと自民党中間派」あたりの連立協議が起きるようになれば本物になりそうです。
それまで:
安全保障、社会保障、雇用の拡大、年金と医療の改革、税と財源の問題など等寝ている間もなさそうですが民主党と幹部には頑張って欲しいものです。
お願いします。
読売新聞:
第45回衆院選は30日投票が行われ、即日開票の結果、31日未明に小選挙区選、比例選合わせた480議席がすべて確定した。
党派別の議席数は以下の通り。
民主党308、自民党119、公明党21、共産党9、社民党7、みんなの党5、国民新党3、新党日本1、新党大地1、無所属6。
衆議院総選挙の結果480議席が決まりました。
念のためと思って朝5時半に買ってきた朝刊の中で産経は民主304と報じています。確定版でなかったのでしょうかね?
民主党308自民党119が確定の議席のようです。
政権交代が実現しました
民主党は社民党と国民新党とで連立政権協議を行うようで上手く機能すれば衆参両院で多数を制する安定政権になる可能性が大となります。
さて自民党は大雑把に言えば戦後64年間日本の政治中枢を押さえてきました。
戦後の「米ソ冷戦構造」の下で「ソ連の日本共産化」を防ぐため「自民党内の派閥の間で親米反ソ政権をたらい回しをして社共に政権を与えない」手法はそれなりの成功を収めましたが「多数工作のための金権政治、要職のばら撒き」等で腐敗してゆきました。田中角栄の手法が典型でしょう。
水も長いこと流れなければ腐るとの喩えの様に自民党は一党で政権維持が出来なくなると時の第三党と手を結び政権を維持綻びを繕ってきましたがついに下野する事になりました。
上の政治体制を保守合同以降は「55体制」と呼びますがソ連邦崩壊後は与党=親米、野党=親ソとの単純構造とそこから来る対立は無意味なものになりました。
今民主党が気をつけなければいけないのは「少数の社民党」に引きづられ「憲法9条死守」「自衛隊海外派遣反対」=「反米政権」となってしまう事です。
自民党のここ10数年の誤りは第二党である民主党と政策協定をする事無く第三党の公明党と癒着して国会運営をしてきた事でしょう。これは自民党内の派閥が第二勢力と第三勢力が野合して第一勢力を凌いでしまうやり口の写しです。
来年夏の参議院選挙までに民主党は「国民に何らかの成果を示さねばなりません
そんな時間制限の中で党内の極左或いは連立党の観念主義を廃し自民党の中間派と手を結ぶなんて高等政治が出来るとは思えません。
しかし腐っても鯛。119議席は国民が支持をして衆議院第二党なのですからこの部分との政策協議は国民の団結には必要なのですがね。
民主党政権幹部が「現実的思考」を重ねると「民主党の右寄りと左よりの分裂」「民主党右寄りと自民党中間派」あたりの連立協議が起きるようになれば本物になりそうです。
それまで:
安全保障、社会保障、雇用の拡大、年金と医療の改革、税と財源の問題など等寝ている間もなさそうですが民主党と幹部には頑張って欲しいものです。
お願いします。
読売新聞:
第45回衆院選は30日投票が行われ、即日開票の結果、31日未明に小選挙区選、比例選合わせた480議席がすべて確定した。
党派別の議席数は以下の通り。
民主党308、自民党119、公明党21、共産党9、社民党7、みんなの党5、国民新党3、新党日本1、新党大地1、無所属6。
要するに参議院の過半数確保の為でしょうから「来年夏の参院選」までに自民党の参院議員の抱きこみを計るとか革新クラブを呼び込むとかいろいろ(悪魔的?)な準備をしないといけないでしょうかね。
来年春と言わず今年暮れまでには何か「新政権」が変化を見せて暮れることを期待しています。
メンバーを見ても、調整型が得意な面々が多く、実務肌が少ない点が気掛かり
ですね。官僚に頼らず、政策を構築していく能力をもつ人間がいないと野党
として迫力にかけます。この辺りは参院自民と協調し、ボイコットなどの
旧来の国対にはない、政策本位の対応が求められるのでしょうね。
民主党が頑張らねば、日本は本当に長期低迷を余儀なくされる、危険な
状況に陥ることも考えられます。大勝に浮かれず、仰られるように寝る間も
惜しんで懸案を一つ一つ片付けて欲しいですね。