「イスラエルとハマスが停戦合意し、27日午前4時(日本時間27日午前11時)に発効した」とバイデン大統領が会見で表明したとマスコミが報じました。
【合意では60日の停戦期間を設け、この間にイスラエル軍が段階的にレバノン南部から撤退するのと並行し、レバノン軍が南部に展開する。ヒズボラはリタニ川以北へ撤退し、以南にあるヒズボラの重火器は撤去される】と米高官の発言が添えられています。
イスラエルのネタニヤフ首相も停戦合意を動画で発表しました。
合意を伝えるネタニヤフ首相(ネットより)
この記事の様に、停戦合意を受け戦闘前の居住地に戻る車列を映す画像を添える報道もかなりあります。
話は「60日間停戦合意」に戻って:
浜爺の様な市井のものが考えても
ー「レームド・ダック(政権末期の死に体」状態のバイデン大統領による仲介
ーイスラエルの南はガザ、北はレバノン国境以北からハマスの政権末期を一掃するのが右派の方針
―緩衝地帯を管理するレバノン軍の実力
ー交渉相手でないヒズボラに対するイスラエルの敵意
等から60日も紛争が絶えるか疑問です??
でも、映像に有るように「停戦合意」を聞いて戦闘前の居住区に戻る一般人もいる訳ですからホッとした一瞬ではありますね!
少しでも長続きすることを願っています。
写真:27日、イスラエルとヒズボラの停戦後、ベイルート南郊を走る車両=ロイター© 読売新聞
読売新聞:
【ワシントン=池田慶太、エルサレム=梁田真樹子】米国のバイデン大統領は26日に記者会見し、レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエルの戦闘を巡り、イスラエル、レバノン両政府が米政府の仲介した停戦案に合意したと発表した。合意は。発効の直前にもイスラエル、ヒズボラ双方の攻撃が報じられており、合意の実効性が今後の焦点となる。
米政府高官によると、合意では60日の停戦期間を設け、この間にイスラエル軍が段階的にレバノン南部から撤退するのと並行し、レバノン軍が南部に展開する。ヒズボラはリタニ川以北へ撤退し、以南にあるヒズボラの重火器は撤去される。
2006年に設けられた国連レバノン暫定軍(UNIFIL)、イスラエル、レバノンによる停戦監視の枠組みに米国とレバノンの旧宗主国フランスを加え、米国主導で合意の履行状況を監視する。
イスラエルとヒズボラの対立は根深く、合意プロセスが順調に進むかは不透明だ。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、合意発表に先立つ26日の演説で「ヒズボラが合意に違反し、再武装しようとする場合は攻撃する」と警告した。バイデン氏もヒズボラ側の合意違反が確認されれば、イスラエルが自衛権を行使できると説明した。
AFP通信によると、合意発表後の26日夜、ヒズボラはイスラエルの商都テルアビブの軍関連施設に対する無人機攻撃を実施したと発表。イスラエル軍も合意発効直前の27日未明、レバノンの首都ベイルート南郊を空爆した模様だ。
ヒズボラはパレスチナ自治区ガザのイスラム主義組織ハマスとの連帯を掲げ、昨年10月以降、イスラエルと交戦してきた。イスラエルは今年10月、レバノンへの地上侵攻を開始。イスラエルの国家安全保障研究所などによると、戦闘の結果、死者はイスラエルで118人、レバノンで3823人に及ぶ。イスラエルでは約6万8500人、レバノンでは約120万人が避難を強いられている。
(引用終わり)
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