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尖閣、国にいつでも売る 衆院委で石原都知事!

2012-06-12 06:45:36 | 中国関連
尖閣、国にいつでも売る…衆院委で石原都知事(読売新聞) - goo ニュース

昨日11日衆院決算行政監視委員会は石原東京都知事kr尖閣諸島の購入問題について意見を聞いたそうです。浜爺は全く知りませんでしたがもう一人緑のリボンを付けた若い方をTVで見ましたがこの方は中山石垣市長の様です。石原氏ばかりが目立つ報道でしたが地元の市長も呼ばれていたのですね。

石原知事は「筋違いだけどやらざるを得ない。本当は国がやるべきだ」と述べたそうで立場は明快です。

今回石原都知事は4月に渡米してヘリテージ財団で「都による尖閣諸島購入」を発表してから国内外で関心を呼んでいます。
6月8日には「購入のための寄付金が11億円を越えた」そうです。
先の大震災に対する寄付金の窓口はマスコミが大々的に案内していたと思います。
浜爺がささやかな応援をします。
尖閣列島購入寄付金の口座は みずほ銀行東京都庁出張所(店番777)普通預金 1053860です。口座名は東京都尖閣諸島寄付金です
郵貯銀行の口座もありますよ。

昭和20年8月にソ連に対する降伏の仕方を間違え「北方四島」は不法占拠されてしまいました。27年には戦後のドサクサの最中に韓国に李ラインを引かれその煙幕の陰で「竹島」を占領されたまま。この事実を解決せず40年には「日韓日本条約」を結ぶ体たらく。
残念ながらこの日本(の指導者)は「負け方も知らなければ勝ち方も知らない」様にしか思えません。

さて「尖閣諸島」は明治以来(当時の中国は清朝)日本の固有領土です。しかも日本の実効支配(やや遠慮がちですが)が続いているのですから中国との間に領土問題など国際法上も存在しないのです。
それを7日でしたか丹羽中国大使が英紙に「都による尖閣列島購入は日中関係に重大な問題が起きる」と発表したと騒ぎを起こしています。
後に玄葉外相に謝罪したそうですが「国益に反した大使を更迭できない」とこれ又非難されています。

話は少し飛んで最近内田樹先生の「街場の中国論」の改訂版を読みました。07-8年頃の論に「尖閣漁船騒動」等新しい問題についても見解を示しています。
先生は「伝統的中華(中国)は国境線をあいまいにしておく感覚があり“尖閣列島に明確に国境線を引く”のは好ましく無く次世代に先送り」風の見解を示しておられます。
さて僭越ながら浜爺はこの見解に些か賛成しかねます。
中国共産党政権誕生以来新疆ウイグル地区併合、チベット占領そして失敗しましたがヴェトナムへの侵攻など王化の思想はありません。

ここ20年ほどは海上進出が著しく中国共産党の論理で日本は勿論、フィリピン、ヴェトナム、台湾、ボルネオ諸国と領海権をめぐり紛争が激化しています。中国共産党政治局には王化の思想はなさそうです。

生物と餌場(縄張り)の確保は生存をかけた問題です。
他国の領土を掠めるのは良くありませんが固有の縄張りは命がけで守らないといけません。
平和憲法の前に来る生物生存の原則です。
僕の物は僕の物 君の物も僕の物では王化はなりません。
寄付金11億円はもっと増えるでしょうね? 
野田政権では決められない問題でしょう。
しっかり見守ってゆきましょう。


写真:石原都知事、後ろは中山石垣市長(産経新聞)

読売新聞:
東京都の石原慎太郎知事は11日、衆院決算行政監視委員会に参考人として出席し、都が購入計画を進めている尖閣諸島(沖縄県石垣市)について、「本来は国が取得すべきだ。東京はいつでも売る」と述べ、都の購入後に政府が国有化を求めれば売却する意向を示した。

 政府はこれまで尖閣諸島について明確な対応をしてこなかったとして、厳しく批判した。

 石原氏は、都が他県の土地を購入する理由について、「一体、誰がこの島を守るのか。政府にやってもらいたい。東京がやるのは筋違いだが、やらざるを得ない」と語った。

 購入後の活用法に関し、「魚礁の創設で漁業の売り上げを図る。新種(の生物)の発見で、島の価値を高めることはできる」と強調した。
(引用終わり)

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