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2014 3/2の拝観報告3(白沙村荘 予約拝観)


写真は、持仏堂と庭園

知恩院を後にして、知恩院前のバス停から203系統に乗り銀閣寺道で下車します(バス2回目)。

10:50到着したのは白沙村荘です。
スーメテさまから教えて頂いた、予約拝観を11:00から申し込んでいました。
1300円です。

副館長の橋本眞次さんにご案内して頂きました。
先に「何系に興味があるか」を聞いて下さったので、迷わず”お庭”とお答えしました(笑)。

焼失したお茶室の憩寂庵と倚翠亭は、中村昌生先生らが再建されたそうですが、使用している木の節に至るまでほぼ同じものを選んで造られたそうです。
相当な時間、手間と費用がかかっているそうです。

また広間の倚翠亭に座って池の水面を見ると、大文字が逆さにきれいに映ります。
直接は木々で見えないのですが、ここに座ると見えるので、これを体験できるだけでも予約拝観の価値はあるのかもしれません。

画室の存古楼は、未だ周囲が工事中でした。
持仏堂も昨日塗料を塗ったばかりで、1日は開けないようにいわれたとおっしゃっておられました。
中の重文の地蔵立像がみたかったと肩を落としていたら、「ちょっと待ってくださいね」と。
しばらく電話をされて、「業者に聞いたら、もういいらしい」ということで、開けて下さりました!

また庭園の最奥には美術館が建設中で、その記事がちょうどその日の京都新聞に載っていたそうです。
9月にはオープンするそうです。
9月以降ならすべてが完成するようですので、行かれるのならその後の方がいいのかも知れませんね。

本編の写真や記事も今回のものに更新しました。

さて予約拝観は原則40分程度なんですが、11:00から始まり終わってみると12:20。
80分も熱く語って下さりました。
非常に面白かったです。

そしてこの日の昼食へと急ぎました。

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武田薬用植物園1(修学院、一乗寺散策9)


写真は、事務棟

製薬会社の武田薬品工業が所持する薬用植物の栽培研究を中心とした植物園です。

アクセス
曼殊院門跡の南西に接しています。
曼殊院道を進み、一乗寺下り松を過ぎ、曼殊院に至る直前の右手に正門があります。

参観
通常は非公開ですが、年に3~4回事前に公募があり、参観出来ます。
3月(椿園がメイン)、6月(漢方処方園がメイン)などを中心に、年に3回ないし4回あるそうです。
詳細は武田薬品のHPに掲載されます。

今回は2013年3/29の参観の模様です。
正門を入った右手の事務棟に入ります。
中で受付をして、研究棟の待合で順番を待ちます。
15人ぐらいのグループでまわります。

研究棟を抜けると正面に大きな植物園が拡がります。

右手に展示棟が見えます。
その奥に香辛料園があります。
たくさんの種類のハーブなどが植えられており、葉をちぎって味見も出来ます。
さらに奥には民間薬園。
甘味料のステビアや厳重に囲われた囲いの中にはトリカブトやジギタリスもありました。

敷地の右端まで来ているので、中央に戻るように左へ事務棟から遠い方に進むと中央標本園があります。
日本薬局方に掲載されるものや局外のものなど、薬効がはっきりしているものが多いです。
朝鮮人参、せんぶり、どくだみ、シャクヤクなどです。

そして1番左端に来ると漢方処方園。
漢方のもとになる植物から、有名な処方の部品ごとに植えられているエリアがあります。
大建中湯、抑肝散、五苓散などです。

漢方処方園の奥に温室があります。
温室はいつでも観れるので、正直「他に見所が少ない時に組み込む(11月)」そうです。
中にはバニラ、バナナやマンゴなどが栽培されていました。




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