もう来月は新年度だ
うちの来月からの新しい取り組みの為に
今日から新しい人が入った
今度の人は実務に関しては過去最精鋭の人だろう
たぶん
さっきチラチラと雪が舞っていた
なごり雪ってやつかな
僕はこの唄はあまり好きじゃなかった
僕の高校入試の頃にイルカが唄ってヒットした
勉強の合間に深夜放送から始終流れてきた
その頃、ひとつ上の幼なじみが隣の家に住んでいて
その隣の家が暴走族のたまり場になっていて、
こっちが受験勉強をしているのに大音響でこの唄を流していた
‘族,なんだから‘永ちゃん,でも聞いてりゃいいのに
この唄は、東京に夢破れた女性が故郷に帰る悲しい夢だと思った
皆、自分にすり合わせて各自で解釈しているんだろうな
実際、羽田から東京を発つときは何の感情も抱かないが
東京駅を列車で西に向かう時は少し感傷的になる
ちょっと悲しいと言うか・・・
雪でも降っていた日にゃなおさらだろう
何故だろう
田舎のちっぽけな駅から東京に向かう時とは違う感情
田舎の駅を発つ時は母がいつも見送りに来る
いつまでも僕の乗っている列車を見送る
僕も母の姿を眺めている
二人でドラマを演じている
わはは!
これが母に車で港や空港まで送って貰う時はこうじゃ無いんだな
「ほな!行ってくるわ」
「行っといで」・・・ってなもんだな
列車・・・
列車が東京に着き、大きなビル群が見えた時
(ああまた東京に着いたんだな)
また少し寂しい気分になる
きっと列車には人々のいろんな人生を乗せたメルヘンがあるんだろうな・・・
なんのこっちゃ!