ピューピューと木枯らしが吹いて
ガタガタと鉄枠の窓を揺らした
冷たい隙間風は容赦なく侵入し
僕は万年床に包まってラジカセから流れて来る深夜放送を聞いている
膝を抱えても寒かった
ただブルブルとふるえてた
部屋の明かりを消すと
自分の気配も消えて
この世から自分の存在が消えたかに思えた
コッチコッチと時計の音が鳴っている
遠くからピーという回送電車の警笛が聞こえる
風の音がする
窓を揺らしてる
そして
僕は消えてしまった
ピューピューと木枯らしが吹いて
ガタガタと鉄枠の窓を揺らした
冷たい隙間風は容赦なく侵入し
僕は万年床に包まってラジカセから流れて来る深夜放送を聞いている
膝を抱えても寒かった
ただブルブルとふるえてた
部屋の明かりを消すと
自分の気配も消えて
この世から自分の存在が消えたかに思えた
コッチコッチと時計の音が鳴っている
遠くからピーという回送電車の警笛が聞こえる
風の音がする
窓を揺らしてる
そして
僕は消えてしまった