HIROZOU

おっさんの夜明け

コンチキチン

2017-07-05 19:00:04 | 妄想

もう一月以上ブログを書かなかったのか・・

知らんまに

また暑苦しい夏がやって来てしもうた

この時期になると決まって頭の中に‘コンチキチン♪、コンコンチキチン~♪

と祇園囃子が鳴る事がある・・・

あほ・・ちゃうか

今年は行ってみよかな・・

まだ暑い日盛りの時から日が暮れるまで四条通りをうろうろしよう

橙色の灯りが提灯に照らされて雑踏で身動きがとれんようになった頃

ひょっとして人混みの中に昔の十代の頃の自分に会えるかも知れない

川端康成の古都では祇園祭の宵宮の晩、苗子が自分とうり二つの千恵子に出会う

わしは18歳の時分の自分に会う

同世代の奴が浴衣姿の彼女と連れだったり

友人達と青春を謳歌してそぞろ歩いているのを尻目に

パチンコで負けてスカンピンのわしは肩を落として河原町を歩いている

雑踏に紛れて見えなくなろうとしている昔の若い自分に今のおっさんになった自分が声をかける

「おいおい!わしが誰か分かるか?」

「いえ、知りませんが」

「○○年後のお前じゃ」

「それで○○年後の僕はいったい何をしてるんですか?」

「今、店一件潰して田舎に帰るとこじゃ」

将来の事なんぞ知らん方がええな

コメント
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