僕の60年近くの人生を一言で言うと
これまでの人生もたぶんこれからの人生も
「やっつけ仕事」だ
物事を深く追求した事も訓練した事も無い
表面上繕ったり、付け刃の取り組みの連続だった
ただ過ごしてきた時期・・時代?が良かったせいか
どうにか今まで過ごしてこれた
そんな僕を象徴する出来事がおととい起こった・・
金曜日の午後珍しい事にお客様が集中した
施術室に4人
待合室に1人
待合室の1人は重度の障害者のAさん
その後1人の方がみえた
電気治療だけの方なのでAさんの先に施術室に入って貰った
「Aさんちょっと待っててね」
「ああいいよ」
とおっしゃってくれた
そうしたらまた1人みえた
それが文句たれのKさんだ
(いつも文句を言うので苦手なおっさんだ)
(そこをよく考えればよかったんだが)
「Aさん、もうちょっと待ってね」
と言ってKさんに先に施術室に入って貰った
修羅場だ
後から来た2人に順番を越されてさすがのAさんが切れた
杖をついて足をひきずりながら出て行った
Aさんの場合は上着や装具を外すのに僕が手伝わなくてはならない
ましてや助手が休みで僕1人しかいない
Aさんとは病院勤務の30年以上前からのお客さんだ
そんなこんなの戯言は僕だけの理由付けで
Aさんには後から来た2人に先を越されたと言う問題しかない
俺が障害者だから・・
(あまく見ている!)
と捉えられたかも知れないし
僕自身彼をあまく!見ていたかも知れない
彼が出て行ったあとに電話があった
「毎月のように健康保険から僕に照会があるのはおかしいだろう」
「いや全然おかしくないですよ年がら年中こけてるんだから」
「いやおかしい、何か悪気なことをやってるに違いない」
「俺は領収書も貰って無いし」
「そりゃそうですよお金を払って貰って無いし」
「うちはお金を貰う人には昔からちゃんと領収書を出してますよ」
「それに健康保険の照会用紙にうちに来た回数書いてあるでしょう」
「いや何かある」
「お前んとこだけ何月に行ったかどうか後から聞かれるのはおかしいだろう」
「俺はあちこち行ってるけど聞かれるのはお前んとこだけだ」
(あちこちとうちは違います。)
「何かある」
その間、今日の僕の失態を平謝りどうしだった
この間の夕方・・
誰もお客様がいない時に珍しく若い女のお客さんが見えた
(若い女のお客さんは他に人がいない時は嫌なんだ)
(彼女は僕のありありとした態度が少し気に食わないみたいだった)
〇骨院は初めてなようで保〇の説明をした・・
「あれはだめでこれもだめで・・どうのこうの・・」
「じゃあどうすればいいんですか!」
「いやどうすればじゃなくてきくのときかないのと・・なんとかかんとか」
彼女が突然きれた!
「もういいです!」
怒って帰ってしもうた
ようようお客さんを怒らせて帰らせる職場やな