10人の著名人達の終戦前後の出来事が書かれている
人形作家の辻村寿三郎さんは小学校5年生の時、広島で被爆しそこなった
爆心地から直前の引っ越しで難を逃れた
その年の11月コメ一升を背負って幼なじみのみっちゃんを探して広島に出掛けた
ようやくみつけたみっちゃんは死んだ猫を抱きかかえていた
みっちゃんも翌年死んだ
五木寛之さんは北朝鮮のピョンヤンで終戦を迎えた
終戦の日の一週間前頃よりピョンヤンの駅は高級官僚や軍の高級将校の家族、
財閥関係の人達で大混雑していて一部の人達は日本が負けると言う情報を得ていて
彼らは終戦を経ずしてにソウルから内地へと向かった
前に細菌兵器生体実験の731部隊の話を読んだ事があって
731の石井部隊の面々はもう終戦直前に解隊して家族ともども終戦前に内地に帰還している
そんな情報を得られない満州や北朝鮮に終戦後まで残った一般の在留邦人の悲惨さは
周知の通りだ
五木寛之さんのお母様も目を覆いたくなる状況で現地で亡くなる
情報って大事だね。。。
今のマスコミが嘘だか本当か分からんどうでもええ情報をあれこれ吹聴して
素直な一般人が洗脳されて
それに対して一部のごく限られた腹黒い人達は
常に自分らだけの確かな情報を握って内緒で儲けてるんやろな
いつの時代もそんな輩が生き残るんだよ