今日もいつもの様に仕事が暇なので
仕事中に図書館で借りた本をベッドに寝転んでのんべんだらりと読んでいる
藤田まことさんの自伝のような本
藤田さんって結構仕事に対してシビアで芝居に対して自分の意見を言っている
ボーと読んでいて・・・これは!と言う箇所があった
時代劇の祭りの縁日で侍同士が肩がぶつかった事から決闘になるんだけど
この場面、台本通りにいくらやってもおもしろくない
それもこの場面がこの話のオープニングなんだ
侍の二人が肩がぶつかったからと言って決闘する
これだけじゃ演じる二人の役者に真実味が無くて観る人に理解できない
それで簡単な背景を作った
一人の侍は薩摩藩出の浪人者、江戸の仕官先を探したが断られた
それで浪人役の役者には九州弁を使わせた
たったこれだけの事を演技に付け加えた事で芝居も生き生きとしてきたそうだ
この場面に色を付けたと言うか嵩上げしたと言うか
藤田さんのおっしゃる‘感性,なんだそうです。
感性・・・
感性って大事なんだね
特に商売人には絶対必要条件ですね
繁盛する商売人ってけっこう感性が豊かなんですね
仕事をただ単に惰性で流れ作業の様にする人
何の変化も持たせないでずっと同じベルトコンベアー作業の様に
こう言う商売をする人は大成しないし、お客様に飽きられ結局破局しますね
(まるで僕の様に)
感性豊かな人って他の人と差別化出来て出世しますね、お大臣ですよ
大きな人は
ニトリさんやジャパネットさんにユニクロさんとか
彼らも元を質せば小さな洋服やにカメラや家具屋だ
僕は元を質さないまでもずっと貧乏自営業のままだ
結局、僕に向いている仕事って
乞食ですよ
乞食